番外編と書いてありますが、今回は今後のストーリーに関係してくる話なので(それって番外編とは言わなくね?)しっかりと読んでいただけると幸いです。
それではどうぞ(/・ω・)/
少しだけ長いです
月明かりが照らす夜に,エメラルドは一人,森の中で歌っていた
エメラルドはもう二度と会えないかもしれない兄を思い,涙を流した
エメラルドは涙を流しながら,さらに綺麗な声で歌い続けた
歌っていくにつれてエメラルドの下の地面には涙が落ちた跡がたくさんついていった
エメラルドは兄を思い歌い続ける
そんなエメラルドの後ろに影が…
エメラルドは後ろを振り向き,刀を構える
いきなり現れたその少年は,どこか不思議な感じがした。
見た目は少年のはずなのにどこか大人びた感じがする
どこか兄と似た優しさを持つカミロにエメラルドは心を少し許し…
そう言った
カミロは岩に腰掛けエメラルドを隣に座らせた
エメラルドはゆっくりとこれまであったこと,自分の名前を,カミロに話した
そんな冗談を言うからエメラルドの目には涙が溜まっていた
カミロはそう言いエメラルドの涙を拭った
エメラルドはそんなカミロを泣きながらまっすぐ見つめる
カミロはエメラルドの頬に手を添えた
怪しく目が光る
エメラルドにはカミロが少しやばいと言うことはわかっている…だが,カミロの優しさに浸ってしまう…そんながいたエメラルドがいた
エメラルドは前にガスターに話されたことを思い出した
と,ガスターは言っていた
そう言ってカミロはいきなり真剣な表情になった
エメラルドは迷い,戸惑った
自分は兄を大切にできないやつだ。そんな自分が兄を置いて幸せになっていいのだろうか?と
カミロはそう言ってその場から立つ
フワッ
カミロは浮いた
カミロはエメラルドの手を差し伸べた
エメラルドはその手を取った
エメラルドとカミロはその場から浮き,空中散歩を始めた
綺麗な星空…美しい街並み,すべてが初めて見たような感じがした
兄と離れて外に出てからもう5年の月日が経ったがすべてが初めてのように思えた
カミロは手を動かした
星空がいきなり曇り,雨が降り出した
カミロは指を鳴らす
雨の水滴が止まり神秘的なシャンデリアが出来た
↑
主『うん、日本語わからない』
カミロはエメラルドの思ってることがわかったのか、少し不機嫌そうになった
カミロはエメラルドを抱きしめた
エメラルドは涙を流した
その涙は嬉しみの涙ではなく、戸惑いや悲しみの涙だった
心の奥底でカミロのことを好きになってきている自分がいる
だが…自分には愛している兄がいる
そんな兄を置いて幸せになるのはダメだ…
そう感じたエメラルドが出した答えは…
カミロは少し…残念そうな表情を浮かべたが,すぐに頬を赤らめ…
カミロとエメラルドは地面に降りた
風が強く吹いて、カミロの姿が消えた
…自分はなにをしてしまったのだろうか…また,人の愛を受け取らずに傷つけて…
エメラルドは心に闇を抱えながら帰路についた
森の奥にある大きすぎる屋敷…
煌びやかな照明も,この屋敷では暗く見える
その中をカミロは鼻歌交じりに歩いていた
はい以上です
番外編なのに長くなってしまった…
新キャラ,カミロがやっと登場しましたねえ…
今回エメラルド君が歌った歌は,俺が一から作詞した『エメラルドの歌』です
編詞
・イーク
・米
一番しか登場しなかったので、2番を置いて俺は去ります。
ばいチャ(。・ω・)ノ゙
『エメラルドの歌』2番
ネガティヴ表現注意
( •~•)・・・
怖
第二章
完
第三章
魔法学校編
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。