※ 都合上、クリスマスっぽいの書けませんでした。把握の上ご覧ください。
rk side
本日は12月25日。
クリスマスという日である。
ちなみに今は昼頃。
どこかに出かけてる、と言いたいとこだが、今はほぼ回復しているものの、椎名は少し前まで体調を崩していて、今日出かけてまたぶり返したら良くないという話になり、寮の俺の部屋にいる。
まぁ、と言ってもクリスマスに何か交換したいね、と話していてそれの準備を前々からしていたから、クリスマスらしくないなんてことは全くない。
正直なところ、俺は椎名といられるのなら出かけても出かけなくてもどっちでも良い。
もちろん、クリスマスだからこそ外でできることもたくさんあるけど、それは来年すれば良い。
なんといってもまだ高3なんだし、時間はたっぷりある。
椎名が顔をぷいっと背け、また何かを考えだした。
さっきの"ぎゅ"の一言であらかた何が言いたいかはわかった。
流石に"牛乳飲みたい"とかはないと思うから、"ぎゅーしたい"なんだろうな。
恥ずかしがってるけど、相当可愛いお願い。
てか俺がしたいし、もうやっちゃうか。
冗談混じりで呟くと、椎名をこちらに抱き寄せ、俺の胸の中に閉じ込めた。
椎名がみるみる頰を赤く染めていく。
この反応を期待してた。
彼女の頭を撫でてやる。
すると、突然彼女は下を向いた。
なるほど。
それを気にしてるのか。
でも、それを考えるのは少し遅いかな。
わざと耳元で囁くように告げる。
するとあら不思議。
びくびくっと彼女が肩を振るわせ、むすっとしながら涙目でこちらをじっと睨んできた。
俺、何か悪いことしたかな。
…へぇ。
なるほど。
ぎゅ
彼女を更に抱き寄せ、膝の上に乗せてやる。
そして頭をポンポンと優しく撫でる。
反応がいちいち初々しくて可愛い。
"したいこと"
突然そう言われると、答えに困る。
何かあったっけ。
正直、したいことはほとんどしてもらっている。
言っていないだけでしたいことが被っていることが多い。
よく考えよう。
椎名としたいこと………
"キスをしたい"なんて言ったら、どんな反応をするだろうか。
この前のは、ぶっちゃけ事故みたいなものだった。
昔のことを思い出して椎名のためにと即興でやったキス。
よくよく考えたら、あれ以来まともなキスをしていない。
それって、なんか…良くない気がする。
それだけじゃなく、少なくとも俺はしたい。
恥ずかしいし、引かれるかもしれないけどしたい。
ん?
あれ
俺が椎名のことマジで好きってちゃんと伝わってなかった?
俺がダメだったんかな…?
いやいや…俺はちゃんと椎名に気持ち伝えてたよね…?
好きとか言ったよね?
それが勘違いされてた……?
これは一回、ちゃんと行動で示したほうがいいやつか。
その瞬間、部屋内にリップ音を響かせた。
突然キスで本当に申し訳ないけど、ここまでしないと椎名はわかってくれない。
言葉だけじゃ伝わらないことだ。
あ
やらかした。
気持ちが伝わってないのが衝撃的すぎて、完全に忘れてた。
椎名にとっては初の意識があるうちのキス。
これはやばい。
すると突然、椎名がハッとしたような表情を浮かべた。
なんか……嬉しそう…?
なんだこの変わり様…
さっきまであんな恥ずかしそうにしてたのに…
一度深呼吸をして、椎名の頰に触れる。
こんなにまじまじと顔を見たことはあまりない。
本当に、可愛い顔をしている。
自覚はないのか。
椎名の片手を柔らかく握り、顔を近づける。
流石の椎名もまた恥ずかしくなったのか、頰をみるみる赤く染めながら目をつむった。
もっとこの顔を見ていたいけれど、今からキスをしなければならない。
だから______
俺も目をつむり、唇を合わせた。
触れるだけで、柔らかくて、体感では一瞬のキス。
でも、それは俺たちの鼓動を早めるのに十分すぎるものだった。
互いの鼓動を服越しに感じるくらい、ぎゅっと抱きしめる。
多分、俺の今の顔は、今までにないくらい真っ赤で熱を帯びている。
なぜなら、この子が本当に可愛すぎるから。
可愛いという言葉ではしまいきれないほど、可愛い。
そして、大好きだから。
今も、今までも、これからも。
多分この気持ちは変わらない。
P.S. 結局プレゼント交換をするのを忘れたんだとか。
久々の投稿なのに雑で申し訳ないです…。番外編みたいなものだと思ってください











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!