第82話

【第75話】クリスマス( rksr )
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2025/10/23 11:21 更新

※ 都合上、クリスマスっぽいの書けませんでした。把握の上ご覧ください。






rk side











本日は12月25日。










クリスマスという日である。









ちなみに今は昼頃。










どこかに出かけてる、と言いたいとこだが、今はほぼ回復しているものの、椎名は少し前まで体調を崩していて、今日出かけてまたぶり返したら良くないという話になり、寮の俺の部屋にいる。











まぁ、と言ってもクリスマスに何か交換したいね、と話していてそれの準備を前々からしていたから、クリスマスらしくないなんてことは全くない。









東雲 椎名しののめ しいな /sr
…ごめん、本当は出かける予定だったのに……


柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
そういう日もあるし、今は椎名の体調が最優先。クリスマスはまだ何十回もあるんだから気にせんといて


柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
それに、たまにはこうやって部屋でゆっくりも良いじゃん



柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
椎名がやりたいこと、教えて欲しいな



東雲 椎名しののめ しいな /sr
…!








正直なところ、俺は椎名といられるのなら出かけても出かけなくてもどっちでも良い。










もちろん、クリスマスだからこそ外でできることもたくさんあるけど、それは来年すれば良い。









なんといってもまだ高3なんだし、時間はたっぷりある。









東雲 椎名しののめ しいな /sr
…瑠夏じゃなくて、私のやりたいこと…?


柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
そうそう、なんでもいいよ


東雲 椎名しののめ しいな /sr
んー…どうしよっかなぁ……


東雲 椎名しののめ しいな /sr
ん〜………



東雲 椎名しののめ しいな /sr
あ!



柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
何かいいの思いついた?


東雲 椎名しののめ しいな /sr
じゃあ、ぎゅ………は恥ずかしいな…


東雲 椎名しののめ しいな /sr
やっぱり別の考える!


柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
え、なんで?


東雲 椎名しののめ しいな /sr
は、恥ずかしいから、別の考える


柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
恥ずかしいやつなん?


東雲 椎名しののめ しいな /sr
……内緒







椎名が顔をぷいっと背け、また何かを考えだした。









さっきの"ぎゅ"の一言であらかた何が言いたいかはわかった。









流石に"牛乳飲みたい"とかはないと思うから、"ぎゅーしたい"なんだろうな。










恥ずかしがってるけど、相当可愛いお願い。










てか俺がしたいし、もうやっちゃうか。









柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
えぇ、内緒なんてひどいなぁ








冗談混じりで呟くと、椎名をこちらに抱き寄せ、俺の胸の中に閉じ込めた。







東雲 椎名しののめ しいな /sr
え、ちょ…!!


柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
ぎゅーしたいならしたいって言ってくれてもいいのに


東雲 椎名しののめ しいな /sr
な…っ!!










椎名がみるみる頰を赤く染めていく。










この反応を期待してた。








東雲 椎名しののめ しいな /sr
……分かってたんだ…


柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
まぁ、舐めてもらったら困るな


東雲 椎名しののめ しいな /sr
…なんかずるい


柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
ふふ、ごめんな











彼女の頭を撫でてやる。










すると、突然彼女は下を向いた。









柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
…?どした?


東雲 椎名しののめ しいな /sr
…もうほぼ治ってるとはいえ、移しちゃったら悪いし










なるほど。









それを気にしてるのか。











でも、それを考えるのは少し遅いかな。









柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
…大丈夫、移らないから


東雲 椎名しののめ しいな /sr
え……?


柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
ここ数日、椎名の近くにいたけど全く移らなかったじゃん


東雲 椎名しののめ しいな /sr
そ、それは……



東雲 椎名しののめ しいな /sr
確かに…?


柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
でしょ?だから大丈夫


東雲 椎名しののめ しいな /sr
そっか…じゃあ大丈夫……


東雲 椎名しののめ しいな /sr
……なわけない!恥ずかしいの!!


柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
えぇ、椎名、恥ずかしいんだ





柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
俺とぎゅーするの










わざと耳元で囁くように告げる。










するとあら不思議。









びくびくっと彼女が肩を振るわせ、むすっとしながら涙目でこちらをじっと睨んできた。










俺、何か悪いことしたかな。








東雲 椎名しののめ しいな /sr
…こういうの、あんまりしたことなくて慣れてないから!!


東雲 椎名しののめ しいな /sr
あんまり得意じゃないし、下手だし、瑠夏に喜んでもらえるかわかんないし……


東雲 椎名しののめ しいな /sr
そもそも、す、好きな人は瑠夏が初めてだから…っ!!


































…へぇ。


























なるほど。


















柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
…じゃあこれからたくさんしよ



東雲 椎名しののめ しいな /sr
へ…?



柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
今までできなかった分、俺がたくさんするから、これで慣れていこうよ



東雲 椎名しののめ しいな /sr
え、でも……


柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
それに、ハグに上手いも下手もないよ?


















ぎゅ














東雲 椎名しののめ しいな /sr
…っ!!




柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
ほら、簡単



柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
背中にこうやって腕を回して、俺の肩に顔を預けてくれればいいから



東雲 椎名しののめ しいな /sr
……ん…



柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
ん、上手









彼女を更に抱き寄せ、膝の上に乗せてやる。









そして頭をポンポンと優しく撫でる。










反応がいちいち初々しくて可愛い。









東雲 椎名しののめ しいな /sr
…っ//



柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
…可愛い


東雲 椎名しののめ しいな /sr
…!


東雲 椎名しののめ しいな /sr
……//


































東雲 椎名しののめ しいな /sr
…あとちょっとやったらプレゼント交換する


柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
ん、了解
























東雲 椎名しののめ しいな /sr
…あのさ


柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
ん?


東雲 椎名しののめ しいな /sr
瑠夏はさ、私としたいことないの?


東雲 椎名しののめ しいな /sr
前からずっと私がしたいことを優先してくれてるから、そろそろ瑠夏がしたいことをしたい


柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
え、俺がしたいこと?










"したいこと"











突然そう言われると、答えに困る。










東雲 椎名しののめ しいな /sr
うん!



柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
えっと……











何かあったっけ。












正直、したいことはほとんどしてもらっている。











言っていないだけでしたいことが被っていることが多い。














よく考えよう。

















椎名としたいこと………























柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
…あ



東雲 椎名しののめ しいな /sr
何か思いついた?




















"キスをしたい"なんて言ったら、どんな反応をするだろうか。













この前のは、ぶっちゃけ事故みたいなものだった。














昔のことを思い出して椎名のためにと即興でやったキス。













よくよく考えたら、あれ以来まともなキスをしていない。















それって、なんか…良くない気がする。














それだけじゃなく、少なくとも俺はしたい。














恥ずかしいし、引かれるかもしれないけどしたい。















柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
…キス、とか


東雲 椎名しののめ しいな /sr
はい?



柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
キス、したい


東雲 椎名しののめ しいな /sr
きす…?


柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
そう、きす



東雲 椎名しののめ しいな /sr
キスかぁ……うんうん…そうだね…
























東雲 椎名しののめ しいな /sr
…ってキス!?!?



柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
嫌ならいいけど


東雲 椎名しののめ しいな /sr
いや、嫌とかじゃなくて…えっと……


東雲 椎名しののめ しいな /sr
びっくり…?した……


柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
え?なんで?


東雲 椎名しののめ しいな /sr
だってほら、一応付き合ってるけど、瑠夏からしたら私って妹みたいな感じじゃない…?







ん?








東雲 椎名しののめ しいな /sr
全然ダメダメで甘えてばかりだし…恋人っぽいこと全然できてないし……







あれ





東雲 椎名しののめ しいな /sr
だから、瑠夏って私にそういう感情持ってくれてたんだって思って…




柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
ちょっと待って椎名



東雲 椎名しののめ しいな /sr
ん?どうしたの?


柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
俺、ちゃんと椎名のこと好きなんだけど


東雲 椎名しののめ しいな /sr
それは知ってるけど、なんかこう…兄妹みたいな感じの愛?だと思ってて…





柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
はぁ………










俺が椎名のことマジで好きってちゃんと伝わってなかった?










俺がダメだったんかな…?











いやいや…俺はちゃんと椎名に気持ち伝えてたよね…?











好きとか言ったよね?



















それが勘違いされてた……?













東雲 椎名しののめ しいな /sr
え、なんでため息?




















これは一回、ちゃんと行動で示したほうがいいやつか。












東雲 椎名しののめ しいな /sr
え、ちょ、瑠夏…?









東雲 椎名しののめ しいな /sr
なんか近_____





















その瞬間、部屋内にリップ音を響かせた。





















東雲 椎名しののめ しいな /sr
……っ!!





柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
俺は、椎名のこと愛してるんだけど



柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
兄妹愛とかそういうんじゃなく、人として愛してる



柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
それに、俺は妹にこんなことはしない












突然キスで本当に申し訳ないけど、ここまでしないと椎名はわかってくれない。











言葉だけじゃ伝わらないことだ。












東雲 椎名しののめ しいな /sr
……えっと…



柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
どう?わかってくれた?



東雲 椎名しののめ しいな /sr
……わ、わかった、けど…





柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
…けど?







東雲 椎名しののめ しいな /sr
キス……ちゃんとしたの、初めてだった











































柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
そうじゃん!マジごめん!!


東雲 椎名しののめ しいな /sr
い、いや!私も悪いんだけど!びっくりしたから!!










やらかした。












気持ちが伝わってないのが衝撃的すぎて、完全に忘れてた。














椎名にとっては初の意識があるうちのキス。
















これはやばい。











柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
や、やり直そっか…



東雲 椎名しののめ しいな /sr
え!?やり直し…!?


柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
流石にこれは駄目やし…



東雲 椎名しののめ しいな /sr
びっくりしただけで駄目とは言ってないよ…?


柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
んー…俺が許せんから、お願い









すると突然、椎名がハッとしたような表情を浮かべた。









東雲 椎名しののめ しいな /sr
え、待って…



柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
どした?体調悪い…?



東雲 椎名しののめ しいな /sr
ううん…、初めて瑠夏が自分からしたいって言ってくれたような感じがして



柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
え?



東雲 椎名しののめ しいな /sr
さっきは私がしたいこと何って聞いてからの答えだったけど、今は自分から言ってくれた!!











なんか……嬉しそう…?










東雲 椎名しののめ しいな /sr
キスしよ!キス!


柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
えっと…?











なんだこの変わり様…












さっきまであんな恥ずかしそうにしてたのに…












柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
じゃ、じゃあ…するか



東雲 椎名しののめ しいな /sr
うん!


































一度深呼吸をして、椎名の頰に触れる。












こんなにまじまじと顔を見たことはあまりない。











本当に、可愛い顔をしている。











自覚はないのか。











東雲 椎名しののめ しいな /sr
…瑠夏?

 


柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
あ、ごめん












椎名の片手を柔らかく握り、顔を近づける。











流石の椎名もまた恥ずかしくなったのか、頰をみるみる赤く染めながら目をつむった。













もっとこの顔を見ていたいけれど、今からキスをしなければならない。



















だから______

























俺も目をつむり、唇を合わせた。
















触れるだけで、柔らかくて、体感では一瞬のキス。































でも、それは俺たちの鼓動を早めるのに十分すぎるものだった。














東雲 椎名しののめ しいな /sr
るか…



柊 瑠夏ひいらぎ るか / rk
…ごめん、もう少しだけこのままで












互いの鼓動を服越しに感じるくらい、ぎゅっと抱きしめる。













多分、俺の今の顔は、今までにないくらい真っ赤で熱を帯びている。

















なぜなら、この子が本当に可愛すぎるから。


























可愛いという言葉ではしまいきれないほど、可愛い。


























そして、大好きだから。


























今も、今までも、これからも。



























多分この気持ちは変わらない。































P.S. 結局プレゼント交換をするのを忘れたんだとか。

















久々の投稿なのに雑で申し訳ないです…。番外編みたいなものだと思ってください



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