第2話

Pale Blue /❤
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2026/02/03 17:07 更新
勝利side

——正直に言えば、俺はこの人あなたが何を考えているのか、分かったことなんて一度もない。

ふと、横を見る。

あなたは画面をスクロールしながら、何かを考えているような、考えていないような顔をしている。眉が少しだけ下がっていて、でも、どこか楽しそうで。


…今、この人は、どこにいるんだろう。

同じ部屋にいるのに、頭の中は全然別の場所を歩いている気がする。

🥂「……なに?」

視線に気づいたのか、あなたが顔を上げた。

❤「あ、いや」

俺は一拍遅れて、言葉を探す。

❤「ぼーっとしてた」

🥂「それ、私のセリフじゃない?」

❤「俺もしてたんだよ、笑」

「なにそれ笑」なんて言って小さく笑う。
その笑い方すら、いつからか“知っているはずのもの”じゃなくなっていた。


——この人は、掴めそうで、掴めない。


❤「いや、あなたっていつも何考えてんのかなって」

ずっと気になっていたことだ。

🥂「えー?笑 未来のことかなあ?笑」


…未来?


❤「斜め上の回答だった…未来って何?」

🥂「んーいろいろだよ?今日の夜ご飯どうしよーとか、10年後自分はどうなってるんだろう…とか…」

❤「そっか、なるほどね」




——あなたが見ている未来に、俺はどのくらいの距離で立っていられるんだろう。

並んで歩けるのか。それとも、少し後ろなのか。
…あるいは、もう別の道なのか。


あなたが見据えた未来に、俺もいたい。
なんて思ってしまうのは、あまりにもわがままだ。


これはきっと、期待とか希望とか、綺麗な言葉で呼べるものじゃなくて。恋とか愛とか、ちゃんと名前がついている感情でもなくって。

ただ、あなたの世界から自分だけが静かに外れていく想像に、耐えられないだけなんだと思う。

そんな理由で未来にいたいなんて、俺もまだまだ子どもだ

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