ポタポタポタポタ
ここは…どこだろう。暗い、怖い、冷たい。
近くに水が垂れてて、霧がかかってて、絶妙に暗くて……
じゃあここは死後の世界…?
右手くんと左手くんもここに来てるのかな…
それとも僕だけまた別々になっちゃったの?
ここにいる確信も、いない確信もないなら、探そう。
希望がある、それだけで僕は、前少しだけ、寂しさがまぎれた気がしたから。
ポチャンッ ポチャンッ
僕は、2人を探しに走った。その時だけは、疲れも寂しさも感じず、ただ無心に2人を探した。
いた…右手くんと左手くんだ。後ろ姿だけど、僕が2人を間違えるはずがない。
すぐに走った。今まで走り続けてたけど、今はもう2人のこと以外なにも考えられない。
だって2人は、僕の――













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。