第82話

ミスの連続
2,395
2022/03/05 08:04 更新
木々の葉は鮮やかな緑から、抜け落ちた色へ、空の色も、暗くなるのが早くなった。
もう秋か…
秋といえば食欲の秋。
松茸ご飯とか食べたいなぁ
莉犬
莉犬
ジェル先輩?顔色悪いですよ?
大丈夫ですか?
(なまえ)
あなた
ジェル
ジェル
あー、ちょっと…、寝不足かも…笑
ジェルくんの奥さんは、今妊娠中で、今は大変な時期らしい。つわりもひどくなってきて、下手に動くのも危ないから、家事は全部ジェルくんがやっているみたい
仕事は大変だし、休む時間もないんだろうな…
無理はしないでほしい…
(なまえ)
あなた
無理しないほうがいいよ、ジェルくん
ジェル
ジェル
うん…、
ななもり
ななもり
なんかあった?
莉犬
莉犬
ジェル先輩の顔色がよくないんです
ななもり
ななもり
ななもり
ななもり
本当だ…、ジェルくん、一旦事務室とかで休んできな。大丈夫そうなら戻ってきな
ジェル
ジェル
うんん…、本当にごめん…
ななもり
ななもり
大丈夫だよ、なんかやっておかないといけないやつとかあった?
ジェル
ジェル
これなんやけど…
ななもり
ななもり
あ〜、なるほどね…
なーくんも忙しそうだったから、私が代わりに引き受けることにした。
(なまえ)
あなた
私がやるよ
ジェル
ジェル
ありがとうあなた……
ななもり
ななもり
ありがとう、じゃあ、よろしくね
(なまえ)
あなた
いいよいいよ!暇だったから!
本当に今はやることがなかったから、ちょうどよかった。早速、引き受けたものをデスクに広げて、取り組み始める。
だいぶ作業が進み始めたところに、
社員
社員
あなたちゃん、これって、こんな桁だっけ?
(なまえ)
あなた
え?
その資料は桁が一つ間違っていた。
(なまえ)
あなた
あー、違いますね…
社員
社員
ごめんなんだけど、今すぐ直せるかな?
(なまえ)
あなた
あっ、分かりました…!
社員
社員
あなたの名字ー、今日までの書類まだ?
(なまえ)
あなた
えっ、ちょっとまってください…!
すぐ探します!
いきなりたくさんのやることが舞い込んできて、焦る。
書類を探していると、デスク上に置いてあったレモンティーのカップに手が当たってしまった。
(なまえ)
あなた
あっ…、
当たったときにはもう遅く、ジェルくんから預かった資料に、それをぶちまけてしまった。
(なまえ)
あなた
あ…!
どうしよう…、びしゃびしゃ…
ころん
ころん
大丈夫?
(なまえ)
あなた
ころちゃん…
恥ずかしいところを見られちゃったな…
ころん
ころん
うわー、シミになっちゃうな。
これなんの資料?
(なまえ)
あなた
それ、は…ジェルくんのなんだけど…
ころん
ころん
ジェルくん?
ななもり
ななもり
あ〜、こぼしちゃったのか
(なまえ)
あなた
ごめんなさい…
ななもり
ななもり
しょうがないよ、いきなりめっちゃ頼まれてたでしょ?
(なまえ)
あなた
でも…
たくさんのひとに迷惑をかけてしまった罪悪感から、目に涙が溜まり始める。
泣いちゃだめ泣いちゃだめ
ころん
ころん
ころん
ころん
あなた、とりあえず、どこかで休憩してきな。ボク達が、拭いとくから
泣きそうになったので、その言葉に甘えて、
屋上に向かった。

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