相変わらず紗夜は
この件については知らなそうだ。
隠しているような、不思議な素振りは無い。
紗夜が善良な立場なら
これ以上巻き込む訳にはいかない…
いや巻き込みたくない。
南雲先輩はニコニコしながら
私に近づくと、小声で
と、言った。
…… 今度は何を企んでいる?
私はクラスを出る際、南雲先輩に目をやると
先輩は私に向かってウインクして微笑んだ。
……… うぜぇ。
先月なんて酷い時は2日置きだったし
今月は異常に少ない。
…… あっちにも動きがあるのかもしれない。
職員室に着くと
中にいた校長とバッチリ目が合った。
まるで私のことを
獣を見るかのような目で見ている。
私は心の中で嘲笑うと
日直日誌を取り、教室へ戻って行った。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。