ある晩、任務を与えられたあなた、義勇、無一郎の三人は薄暗い森の中に立っていた。
空は厚い雲に覆われ、月明かりはわずかに木々の間から差し込む。
あなたは軽く刀の柄を握り、二人の柱を横目に見つめる。
二人の声には、余計な感情はない。
でも、どこか視線があなたに向いていることに、二人は気づいていない。
森の奥に、異様な気配が近づく。
その瞬間、森の木々が折れる。
二人は直ぐ切り替え、攻撃に移った。
二人の攻撃が猗窩座を斬り込んだ。
猗窩座はあなたの攻撃を躱す。
そう言い、猗窩座はあなたに向かって走り出す。
その瞬間、猗窩座はあなたの刀を狙い、得意の鈴割りで叩きつける。
バキッ——!
刀が真っ二つに折れ、あなたは思わず後退する。
猗窩座は無一郎の攻撃を完璧に察知し、反撃する。
あなたは身をかわすが、猗窩座はあなたに対してだけ攻撃してこないため、直接的な攻撃は避けられる。
しかし、圧倒的な力の前に、二人の柱も容易には勝てない。
戦いは苛烈を極める。
無一郎は動きながらあなたの身を常に意識し、義勇は冷静に二人を守る。
何度も鋭い拳が交差し、木々は裂け、地面は抉れる。
義勇は黙って水の刃を振るう。
しかし、体に何かが当たる衝撃で肩を痛め、血がにじむ。
夜は深まり、星も見えない闇の中、戦闘は続く。
あなたは刀を失ったが、無一郎と義勇の盾となる動きに安心し、心の奥で少しずつ息を整える。
ついに、朝の兆しが森を白く染め始める。
猗窩座は疲労を見せず、軽く二人を睨んで言った。
そう言い、森の方へ走り出す。
義勇は技を出そうとするが、疲労で逃げる猗窩座に追いつかない。
そして猗窩座は影の中へと消えていく。
あなたはそっと両手を二人の頬に添える。
義勇の頬は冷たいけれど、痛みが伝わる。
無一郎の頬もまた、戦いの跡が赤く残っていた。
義勇はそう言って、一瞬、視線が泳ぐ。
心臓が早鐘を打つのを感じながら、顔の熱さをどうしたらいいかわからず、少し俯く。
無一郎も、普段は淡々としているのに、思わず手の感触に指先が強ばり、頬を少し赤くして目を逸らす。
二人は言葉少なでも、頬に触れるあなたの手の温もりに、心の奥がじんわり温かくなるのを感じていた。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。