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第20話

雑談&最終話
132
2023/09/28 13:27
蓮華
蓮華
皆さんお久しぶりです!
蓮華
蓮華
長らく更新できずすみませんでした!
蓮華
蓮華
もうネタが尽きてしまって筆が進まず…🥺
蓮華
蓮華
それで、タイトルにも書いてあるんですけど、このお話を持って、最後です!
蓮華
蓮華
ずっと更新してなかったのにやめるんかいな!と思った皆様おりますでしょうか。
蓮華
蓮華
まぁ、お詫び(?)といってはなんですが、最後に長編を書きました!
蓮華
蓮華
長編という長編ではないかもしれませんがまぁ、楽しんで貰えると嬉しいです。
蓮華
蓮華
先に断って置きますと学園パロです。苦手な方はブラウザバック!
蓮華
蓮華
では、どうぞっ!















俺は悠佑。みんなからは、アニキって言われとる。

今は授業中。退屈な先生の授業中やから、校庭を眺めてるんやけど…。
今は初兎のクラスが、体育をやってるみたいやな。
サッカーをやってるみたいで、必死にボールを蹴っとる。
悠佑
…可愛いなぁ、
思わず声に出た。思わず声に出るほど、必死にボールを追いかけて走ってる姿は、小動物みたいで可愛い。
初兎の蹴ったボールがゴールに入ったらしく、チームの子達とハイタッチを交わしてる。
…最近、初兎が誰かと話しとると、胸がもやっとする。
すると水色髪の子が初兎に駆け寄って、
-hotoke-
しょうちゃんやったねーッ!
ここまで聞こえるような声で叫んだ。
ほとけはただただ、声がデカイ。





放課後になると、初兎と会える。初兎とっていうか、みんなとやけどな。
いつもの集合場所へ向かっていると、ないふが居た。
ないこ
ちょっとまろ、俺まだ仕事があるから先に行ってて!
ifまろ
えー、俺ないこと行きたいんやけど
悠佑
ないこ、まろ。何しとん?
ないこ
あ、アニキ!俺まだ生徒会の仕事があるんだけど、まろが離してくれなくて…!
ifまろ
ないこと離れたくない〜!
ないこ
アニキ、まろを連れて先に行っててくれない?
悠佑
おう、仕事ご苦労。まろ、行くでー
ifまろ
やだやだやだやだやだやだ、ないこ〜!
ないこ
腕引っ張んないで!
ないことまろは、付き合いたてのカップル。俺もいつか、初兎とこんな風になれたらな、とか…。



ifまろ
アニキ?
悠佑
なっ、何や?
ifまろ
ないこ、もう行ったで。俺達も行こうや
悠佑
せ、せやな







りうら
あ、まろとあにきだー
今は使われていない旧校舎の一室。そこが俺達の集合場所。
教室の扉を開けると、既にりうらとほとけが居た。
-hotoke-
あれ?ないちゃんは?
ifまろ
生徒会やって。あーあ、最近ずぅっと生徒会生徒会って…少しは俺のことも見ろや〜っ
悠佑
…初兎は?
-hotoke-
しょうちゃんは日直の仕事があるって。
悠佑
そうなんや…、
どか、と椅子に腰を下ろす。何気にスマホをいじっていると、
りうら
あにきってしょにだの事好きなの?
悠佑
え、な、なんで知っとるん!?
りうら
俺はあにきのスマホ見て気づいた。写真フォルダとか、しょにだの写真ばっかりだったし
ifまろ
それに、アニキはわかりやすいんよ。
-hotoke-
うんうん。しょうちゃんの行動に見惚れてたり、チラチラ見てたりしてたしさ
悠佑
お、俺そんなことしてたん?
りうら
え、無自覚だったの!?
-hotoke-
それはそれで重症。
ifまろ
告らんの?
脈絡もなく言われて、ドキンッと心臓が跳ね上がる。
悠佑
で、でも向こうがどう思ってるか分からんやん。やから…
ifまろ
アニキは意外となよなよやなー
悠佑
俺のことは俺が解決するからっ、大丈夫やって!
-hotoke-
手助けして欲しい時は言ってね、あにき!
悠佑
おぅ…





ifまろ
なぁ、ないこにもっと構ってもらえるにはどうすればいいと思う?
りうら
えー、デートとかじゃない?
ifまろ
デートは1週間に1回やっとる!
-hotoke-
もうそれで十分じゃない?
ifまろ
まろはもっと構って欲しい。
悠佑
まろはかまちょやなー
ifまろ
愛されてなんぼやからな!
-hotoke-
じゃあ、次の段階に進んだら!?例えばセッ…
ifまろ
りうらの前でそれはあかん。
悠佑
せやな。まだ唯一のピュアで居てくれ。
りうら
???




しばらくそんなふうに雑談を交わしていると、教室の扉が開いて、ないこと初兎が入ってきた。
初兎
待たせたなお前らーっ!
ないこ
おまたせー
ifまろ
ないこぉー!
ないこ
うわぁっ!?
まろがないこに飛びついて、危うく倒れそうになる。
ないこ
まろ、急に飛びつかないで!
ifまろ
だって嬉しいんやもん!
初兎
イチャイチャは他所でやりや〜
悠佑
みんな揃ったんやし、いつもの勉強会やるでー
-hotoke-
あのねあのねっ、僕割り算できるようになったんだよ!
りうら
俺でもできるよ
初兎
てか小学生の内容やろ、割り算って
ないこ
どんだけアホなんだよ
ifまろ
あほとけが
悠佑
こればかりはみんなと同意見や
-hotoke-
アレ?( ᐕ)?



その後、アホなほとけを中心に勉強会が始まった。
いつも通り賑やかな勉強会やった。





悠佑
じゃあ、俺帰るで。また明日な
りうら
ばいばーい
悠くんが帰ると、静けさに包まれる。
ないこ
さて…では本題に入ろう。
初兎
…なんや、もったいぶって
-hotoke-
しょうちゃんも気づいてるでしょ、あにきの事だよ!
初兎
あー、まぁまぁまぁ…
ifまろ
アニキ意外となよっちいからなぁ。
りうら
いつになったら2人は付き合うの?
初兎
やー、どうやろうなぁ…
正直、悠くんが俺の事を好きなのは知っとる。
勉強会の時もずっと俺の方見とったし、今日の体育の時も教室から見とったし。気づかない方が難しいと思う。
そして俺も…悠くんの事、気になってる。
本人は気づいてへんと思うけど。
-hotoke-
しょうちゃんとアニキ見てたら、なんかもどかしいよ。ないちゃんといふくんの時みたいで
初兎
あー、2人も付き合う前はなよなよしとったもんな
ifまろ
なよってたのはないこやろ。
ないこ
俺!?いや、まろでしょ!
りうら
同じくらいなよってたから
りうらの一言でその場は収まる。
りうら
それで、しょにだから告白する気はないの?
初兎
俺はするよりされたい派やけど…悠くん、いつ来てくれるか分からんからな…
ifまろ
明日告っちゃえば良いんじゃね?
-hotoke-
明日?なんで?
ないこ
ほとけっち、知らないの?明日バレンタインデーだよ
-hotoke-
そうなの!?季節感全くなかった!
ifまろ
やからあほとけって言われるんやで
初兎
ないふの2人もお互いにあげるん?
ないこ
え…、ま、まぁ俺は一応、考えてはいるけど…
ifまろ
そうなん!?嬉しい!
ないこ
っ、まろも頂戴ね!?
ifまろ
でもないこ、ダイエット中やろ?
ないこ
チョコはいいの!
ifまろ
子供みたいやなぁ、よしよし
ないこ
撫でないで
ifまろ
おっと、つい。
りうら
イチャイチャしてる2人は放っておいて、しょにだ、明日告るの?
初兎
えー…どうしようかなぁ…
-hotoke-
付き合ってくれた方が、僕たちも気を使わなくていいし楽だけどね。
初兎
うーん…
ifまろ
何を悩んでるん?
初兎
や、いざとなったら緊張するなぁって…
ないこ
アニキの事だから、きっと泣いて喜ぶよ
初兎
…確かにそうやな。




そしてみんなに背中を押され、明日チョコ渡して告るぞ、と意気込んだ俺でした。






初兎
えーと、チョコのコーナーは…ここやな
3000円しか持ってきてないんやけど、足りるやろか…
初兎
どれも高いなー…どないしょ
都合よく近くに居た女子高生1
「どれも高いねー、どれ買う?」
都合よく近くに居た女子高生2
「うーん、高いから手作りする?」
都合よく近くに居た女子高生1
「あ、確かに!手作りした方が安いもんね。それにあの人も喜んでくれそう!」
初兎
…手作りか……、
手作りやったら安いし、あにきも喜ぶ…
初兎
よし…じゃあ、作るかっ
意気込んで、俺は手作りのコーナーに向かう。
初兎
んー…、何が必要なんやろ。
初兎
作ったことないから、よぅわからんな…
初兎
とにかく直感で買ってまえ!
無事(?)買い物を済ませて、帰宅。
初兎
うーん…作り方分からんな…よし、りうら達を呼びつけるか。()



数分後。
-hotoke-
しょうちゃーん、来たよー
初兎
おー、いらっしゃいいらっしゃい。ないくん達は?
りうら
ないくんとまろは用事があるんだって。




その頃ないふは。
悠佑
いやー、呼びつけて悪かったな。チョコ作り手伝って欲しくて
ないこ
まさかアニキがチョコ作ろうって考えてたなんてね。
ifまろ
アニキの為にまろがんばりゅ。






りうら
じゃあ、まずはどんなチョコを作りたいか、だね。
-hotoke-
無難にハートとか?
初兎
それは恥ずかしいわ…せやな…ライオンみたいなやつ、とか?
りうら
それいいね。猫型で形をとって、たてがみ付ければそれっぽくなるんじゃない?





悠佑
初兎やし、兎とかやろか?
ないこ
おー、いいね。初兎も喜びそう。
ifまろ
兎の型とか持ってるん?
悠佑
あー、ないわ。
ないこ
じゃあ、俺買ってこようか。2人で準備進めといてー





りうら
ちょっとほとけっち、下手!どうしたらチョコまみれになれる訳!?
-hotoke-
チョコが自我を持って飛んできた…
初兎
そんな訳あるかい





ifまろ
アニキ、お腹空いた。食べたい。
悠佑
これは初兎にあげるやつなんやから。まろはホワイトチョコ、溶かしといて。
ifまろ
ハーイ
ifまろ
(…必死やなぁ、アニキ…顔にチョコ飛んどるの気付いとらんし)
ないこ
型 買ってきたよー
悠佑
おー、サンキューな





初兎
後は冷せばええんよな。
りうら
チョコだけじゃアレだし、クッキーも焼いてみる?
初兎
おお、ええな!
-hotoke-
僕、味見係!
りうら
ほとけっちは食べたいだけでしょ。





ないこ
おぉ、可愛いのが出来たじゃん。
ifまろ
うまそー
悠佑
これ余るし、2人とも食べるか?
ifまろ
いいん!?
悠佑
まぁ、味見がてらな





-hotoke-
うわわっ、焦がしちゃった!
初兎
焦げ臭っ、ちゃんとタイマー付けとったん!?
-hotoke-
したよ!30分!
りうら
焼きすぎでしょ!12分くらいでいいんだよ、こういうのは!
-hotoke-
えぇ〜っ!?





なんやかんやトラブルもあったが、ついに……。
初兎
できたー!



悠佑
できたで!





ないこ
後は初兎に渡すだけだね
悠佑
喜んでくれるやろか…振られたらどないしょ
ifまろ
それはないない。大丈夫やって。
悠佑
そうやろか…





りうら
じゃあ頑張ってね、明日!
-hotoke-
ふぁいと!
初兎
おう、頑張るで!





翌日。校舎の屋上。
悠佑
初兎、遅いなぁ…なんかあったんやろか
今日、俺は初兎に呼び出されて屋上に来ている。初めは驚いたけど、告白するチャンスやと思って、チョコもちゃんと持ってきた。
でも時間になっても、初兎の姿が見えない。
探しに行こうかと1歩踏み出した時、屋上の扉が開いた。
初兎
悠くん、ごめん!待たせたやろ?
悠佑
おぅ、なんかあったのかと思ったわ
初兎
ごめんごめん、ちょっとな…、
初兎は呟きながら、俺の前に立つ。
初兎
えー…と、今日も風が涼しいなっ
悠佑
せやな。
言葉に迷っているのか、初兎は視線をさ迷わせる。
初兎
えーと…、
初兎は咳払いをして、俺を見つめる。
初兎
あんな、今日悠くんをここに呼んだのは、その、伝えたいことがあってん。
悠佑
なんや?
初兎は幾度も深呼吸を繰り返して、俺を見た。
初兎
あんな…っ、悠くんが俺のこと好きなの、知ってるんよ!
悠佑
……………………………へっ?
思考が止まる。
徐々にその言葉を理解して、俺は狼狽えた。
悠佑
な、な、な、何言ってん!?お、俺が初兎を好きとかっ
初兎
気づかない方が難しいと思う!
断言されてぐっと言葉につまる。
悠佑
…あー、もー……マジかぁ…
思わずしゃがみこんで頭を抱える。
悠佑
ダメやもぉ…恥ずかしいわ、もう、死んだわ、俺死んだ…
初兎
悠くんっ
名前を呼ばれて、顔を上げる。初兎の背中から夕日が覗いて、その表情が隠れる。
初兎
悠くんが俺の事を好きなのはずっと知ってた…でも、いつまで経っても想いを伝えてこーへんかった。…俺も悠くんを好きやのに。
悠佑
えっ
初兎
き、今日バレンタインデーやろ!やから、悠くんにチョコとクッキー作ってきた!その、なんて言うか…俺の好きって想いも、込めて……
初兎は背中に回していた手を解く。その手には紙袋が握られていた。それを俺に突き出す。
初兎
俺も悠くんが好きや。…こんな告白でいいのか分からんけど…まぁ…付き合って欲しい…です。
悠佑
…初兎。
初兎
なんやっ!?
名前を呼ぶと、初兎はビクリと震えた。俺は手に持っていた箱を差し出して、
悠佑
俺もチョコ、作ってきた。ないことまろに手伝ってもらってな…、。
あ、改めて初兎、好きや。ずっと好きやった。叶うか分からない恋で、不安やったけど、今めっちゃ嬉しい。…よろしくな、初兎?
初兎
…おぅ、よろしくな、悠くん!
その時、扉が物凄い勢いで開いた。入ってきたのは。
いれいす
おめでとーっ!
みんなやった。
-hotoke-
やっと付き合えたね、2人とも!
りうら
本当にじれったかったよ。お互い好きなのに、全然告らないし。
ないこ
これで一件落着だね
ifまろ
初兎、ちゃんと「好きって想いも込めた」って言えたやん。あんなに恥ずかしいって言ってたくせにー
まろが言いながら初兎をつつく。
初兎
そ、それは言わんといてや!
悠佑
…ずっと見とったん?
ないこ
みてたよ。初兎の事、少し引き止めちゃったけどね。
-hotoke-
今日は帰ったらパーティだね!ないくんの家でやる!?
りうら
うぇるかむとぅーざないこはーうす!
初兎
うぇるかむとぅーざないこはーうす!
ないこ
まだ学校!
ifまろ
帰りにお酒買おー
ないこ
まだ成人してないんだからダメっ!
ifまろ
じゃあないこを飲むー
ないこ
どういう意味!?



こういう騒がしさは、俺たちらしいと思う。
また新しく、関係が始まるんだと思うと、心が弾んだ。
これからも6人で、変わらず仲良くしていきたい。



初兎
ところで、次はりうらといむくんじゃないん?
りうら
あぁ、ほとけっちのことは別に好きじゃないから
-hotoke-
うえぇ!?










────────
蓮華
蓮華
拝読ありがとうございました!
蓮華
蓮華
思った以上に長くなってしまいましたわ。
蓮華
蓮華
まぁ、このお話を持って、この小説は完結ということで!
蓮華
蓮華
これまでありがとうございました!
蓮華
蓮華
それでは、おつれんです!

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