ダズルガーデンさんに着いていくと、そこにはなぜか風楽さんが床で正座し、それを囲うように二人の男性が立っていた。
思わず互いに声が漏れる。
そして次の瞬間、
と、風楽さんは見事なスライディング土下座を見せた。
近づきすぎないように配慮されているのか、少し距離は遠いが、誠意はしっかりと伝わってきた。
正直、私なんかのことでそんなに思い詰めなくてもいいのでは、という言葉が頭に浮かんだ。
しかしながら、彼が真剣であることもまた事実。
彼の謝罪に応えることの方が先だろう。
ぎこちないかもしれないが、そういうのはひとまず無視して口角を上げる。
できるだけ本心が伝わるようにポジティブな表情を浮かべようと思ったのは多分片手で数えられてしまうくらいだし、仕方がない。
顔だけ上げた風楽さんが、不安げに眉を下げたままこちらを見つめている。
こくりと一つ頷けば、風楽さんは安心したのか「良かったぁ…」と安堵の息を漏らしながら再びその場に伏せた。
確か、こういうのをごめん寝…?というのだろう。
脱力しているのを見ると、一悶着ついたという判断をしていいらしい。
気づけば、自然と周囲の空気も和らいでいる。
と、その時。
自身の腹の虫が騒いだ。
何もないはずなのに、顔がどんどん熱くなる。
あやふやな私の声を遮るようにしてダズルガーデンさんが口を開いた。
眼鏡の男性もそれに続く。
ご飯のリクエストとは一体なんのことなのだろうか。
そもそも、知っているご飯の種類は少ない。
何も言わずにいると、見かねたらしい紫髪の男性が「おし!」と声を上げた。
そう言いながら、彼はウインクと共にいたずらな笑みを浮かべた。
*.꒰ঌ☾⋆·̩͙お久しぶりです。
今回は少し短いのですが見逃してください…
早速ですが、今回宣伝するのはこちらになります!
とりあえず♦☕様が非常に可愛いです。本当に。
他にもvlt様、顎、🖤様、セメ4様など沢山登場されるので是非お読みください‼️












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。