第36話

硬質化
174
2024/10/29 10:37 更新
コニー
コニー
大丈夫だ、外に出られるぞ!
サシャ
サシャ
やったぁ〜〜〜
あなた
よかったー!
サシャ
サシャ
兵長〜〜〜
出口を確保しましたぁー
リヴァイ
リヴァイ
よくやった
あなた
あ、エレン!
サシャ
サシャ
無事にほじくり出せたんですね!
ジャン
ジャン
工事が必要だったがな
サシャ
サシャ
おかげでみんな助かりました!
サシャ
サシャ
でも正直言うとあなたが泣き喚きながら気持ち悪い走り方で飛び出したあの瞬間は…もうこれはダメだ
サシャ
サシャ
終わりだ終わりだこのおばんげねぇ奴はしゃんとしないや…本当メソメソしてからこんハナ垂れが…と思いましたよ
あなた
サシャ…確かに私も気持ち悪い走り方だと思ったけど口に出すんじゃないよー
ジャン
ジャン
お前らなぁ…
エレン
エレン
これは…
リヴァイ
リヴァイ
硬質化……ってヤツだろ
お前を巨人から切り離してもこの巨人は消えてねぇ
リヴァイ
リヴァイ
…結構なことじゃねぇか
エレン
エレン
……あ…!!あの瓶は!?そうだ!
オレ…とっさに「ヨロイ」の瓶を飲み込んで巨人に___
リヴァイ
リヴァイ
この瓶の中身を摂り入れたお前はこれまでどうしてもできなかった硬質化の力を使って…天井を支え崩落を防ぎ俺達を熱と岩盤から守った___
リヴァイ
リヴァイ
お前は一瞬でこれだけの建物を発想してうみだした
リヴァイ
リヴァイ
…まったくデタラメだがあの壁も実際にこうして建ったんだろう
あなた
…ってことはこれでようやくウォール・マリアの穴を…!
リヴァイ
リヴァイ
あぁ、塞ぐことが可能になった
俺達は無様にもこの到着地点に辿り着いた…
サシャ
サシャ
ところで…あの巨人は
ジャン
ジャン
あ…
コニー
コニー
兵長大変です!!早く来て下さい!!
リヴァイ
リヴァイ
そうだな…まずはここを出てからだ
エレン
エレン
あれが…巨人?
アルミン
アルミン
色々大変だ
超大型巨人の倍ぐらいあるし
アルミン
アルミン
よほど高温なのか…奴が近付いた木々は発火している
あなた
あの巨人、私達に全く興味を示さない…
ジャン
ジャン
奇行種…ってことか?
アルミン
アルミン
元の人間の意志で操っていなければだけど…
リヴァイ
リヴァイ
あの巨人を追うぞ
周囲には中央憲兵が潜んでいるかもしれん、警戒しろ
あなた
ハンジさん、大丈夫ですか?
ハンジ
ハンジ
あぁ、もう平気さ
ハンジ
ハンジ
えぇっと…つまり
「始祖の巨人」の力はレイス家の血を引く者が持たないと真価を発揮できない
ハンジ
ハンジ
しかしレイス家の人間が「始祖の巨人」の力を得ても「初代の思想」に支配され人類は巨人から解放されない
ハンジ
ハンジ
…へぇ、すごく興味ある
エレン
エレン
つまり…まだ選択肢は残されています
オレをあの巨人に食わせればロッド・レイスは人間に戻ります
ミカサ
ミカサ
……そんな!
リヴァイ
リヴァイ
お前はそうなる覚悟をできていると言いたいんだな
エレン
エレン
…はい
あなた
ヒストリア
ヒストリア
選択肢はもう一つあります
ヒストリア
ヒストリア
まず…ロッド・レイスを「始祖の巨人」にするやり方にはいくつか問題があります
ヒストリア
ヒストリア
むしろあの破滅的な平和思想の持ち主から「始祖の巨人」を取り上げている今の状態こそが人類にとって千載一遇の好機なのです
ハンジ
ハンジ
私もそっちの選択肢に賛成だ
けど…いいのかい?ヒストリア
ハンジ
ハンジ
君のお父さんを殺す他なくなる
ヒストリア
ヒストリア
…エレン、ごめんなさい
私…あなたを殺そうと本気で思った
ヒストリア
ヒストリア
それも人類のためなんて理由じゃないの
お父さんに嫌われたくなかった…
ヒストリア
ヒストリア
でも、もう…お別れしないと

プリ小説オーディオドラマ