第4話

植物
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2026/03/23 13:27 更新
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
そういえば…
真美ってなんで死んだの?
浦岡 真美
浦岡 真美
僕?僕はね〜!所謂交通事故ってやつ〜。
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
はっ!?え、下校中ってこと!?
浦岡 真美
浦岡 真美
そのと〜り!
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
んな呑気に言ってる場合じゃないだろ…
傷、見せてみろ。
浦岡 真美
浦岡 真美
んっ。
ほれ、これ。
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
うっっっっっっっっっっ………
グッロ…
浦岡 真美
浦岡 真美
ん〜そうかな…?
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
そういやお前昔から大怪我しすぎて耐性あるんだったな…
怖い…
浦岡 真美
浦岡 真美
ねぇ、これここにきた瞬間に処置済みだったんだけどテキトーでさ〜。
一応僕なりに直したんだけど…

真美はニヤッと口角をあげてこう言う。
浦岡 真美
浦岡 真美
治してよ、おねーちゃん?
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
懐かし…そういえばそんな設定にして遊んでたな小学生の頃…
どれ、包帯貸してみ?
浦岡 真美
浦岡 真美
まぁ、お互い一人っ子で兄弟に憧れてたからね〜。
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
ほんと、出会ってから10数年くらいずっと私が怪我の処置してないか?

先程から随分時間の空いた頃、2人の調子は元に戻っていると言っても過言ではないほど回復していた。


やっぱり、真美といるといい意味で自分のペースが崩されて楽だ。




一緒に行こうと誘ってくれた人が真美じゃ無かったら、私は今頃どうなっていたかわからない。

浦岡 真美
浦岡 真美
そりゃ、頼むべきはやっぱり医者の娘でしょ!
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
私初心者レベルの処置しかできないんだけど…
浦岡 真美
浦岡 真美
でも僕達好みは真逆だったよね!
僕は人間の体の構造とか細胞とか興味津々だけど…
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
私は建築系大好きだったね。
浦岡 真美
浦岡 真美
そうそう!
あ〜、ここ来た時華蓮ともう二度と会えないのかってヒヤヒヤしたよ〜!!!会えてよかったー!
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
それはどうも。
他に傷ある?
浦岡 真美
浦岡 真美
多分背中にあったはず……
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
ここで背中はまずいでしょ……
浦岡 真美
浦岡 真美
まー、それもそっか!
でも一応見ておくだけ見といてくんない?
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
ええ……またグロいのとか辞めてね…
浦岡 真美
浦岡 真美
大丈夫!腕よりはマシなはず!
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
うー……見るよ?
浦岡 真美
浦岡 真美
どーぞ!
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
よっ……と。
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
あれ……?は……
これどういう…
浦岡 真美
浦岡 真美
えー!?なになになに怖い!?
そんなにヤバい!?骨とか見えてるの!?
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
真美……傷じゃない…
浦岡 真美
浦岡 真美
ほへ?
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
……えてる。
浦岡 真美
浦岡 真美
え……?待って待ってもっかい言って…
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
生えてる。なんかの草が…
浦岡 真美
浦岡 真美
え?
草ってあの草?え?傷は?
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
ない。どこにも……
浦岡 真美
浦岡 真美
えええええええ!?
待ってその草どんなの!?
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
あ、えっと……
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
根出葉が…セリ科っぽいな。
茎はわりかし丈夫そうで、ギザギザ葉が根元に…
まだ花は咲いてないけど…もしかしてこれ、
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
「「アネモネ?」」
浦岡 真美
浦岡 真美
「「アネモネ?」」
浦岡 真美
浦岡 真美
え、いやいやどういうこと!?私だけ!?
まって!華蓮の背中も見ていい?
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
どうぞ。
浦岡 真美
浦岡 真美
うわああああああああ!!!!
クリスマスローズだよこれ!!!!
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
え……うそ!
どういう構造…!?
浦岡 真美
浦岡 真美
なんで免疫が作用しないんだろ…?
痛みもないし……

その時、真美が私の背中にあるクリスマスローズに触れようとする。


すると、私の近くに置かれていた謎の大きな椅子の脚につまづいてしまった。
浦岡 真美
浦岡 真美
うおっ!?
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
まずい____
咄嗟に私は真美の体を受け止めようとするが、とても私の腕が間に合わなさそうな距離にいる。

だが、腕を伸ばせるだけのばし、力をグッと込める。


すると、信じられない事が起きる。













無数の葉が、私の手の中から飛び出したのだ。

どうやらクリスマスローズの葉。

それが真美のクッションとなり、真美の怪我は免れた。
浦岡 真美
浦岡 真美
華蓮………!?
浦岡 真美
浦岡 真美
い、今何したか自分で分かってる!?!?!?!?
浦岡 真美
浦岡 真美
魔法使ってたんだよ!ありがとう!!!

も〜!使えたならもっと最初から言ってよね!

そう話す真美の目は信じられないほど輝いていて、興奮している様子であった。


いやいや、最初から使えてたわけないでしょう…!?
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
いや、初めてなんだけどこんなの…

というか私達の背中のクリスマスローズ関係してるのでは…
浦岡 真美
浦岡 真美
なんだ〜!魔女かと思ったのに!でも華蓮が使えるってことはさ、
僕も使えちゃうんじゃない!?
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
確かに。試してみる価値はあるかもね。
浦岡 真美
浦岡 真美
え、どんな風に出したの!?それ!!!
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
え、言葉で説明するのは難しいな…

なんというか、力を外側に出す?イメージで…やばい!って思ったらいいんじゃないかな…

ごめんこれぐらいしか言語化できないくらい難しいわ……
浦岡 真美
浦岡 真美
う〜ん…
一回やってみるよ!!
浦岡 真美
浦岡 真美
力を外に…
バシュッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!
浦岡 真美
浦岡 真美
はへ?

信じられない速度で、カッターのような葉が真美の手から生成されて出ていく…


すごい、ボーッと見てたから目で追えてなかった…
と言おうとしたけど、さっきの私のスピードも計算すればなかなか速いな…
浦岡 真美
浦岡 真美
なんか思ってたより力いらないっぽいね?
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
凄…
間近でみるとこんなに早く感じるんだ…
浦岡 真美
浦岡 真美
僕もさっき華蓮の見れてなかったから自分でびっくりしちゃったよ〜!
もっかい華蓮見せて!!!
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
いいけど…これ以上葉っぱ出したらこの建物傷だらけになっちゃわない?
浦岡 真美
浦岡 真美
おぉっと確かに…じゃあちょっと戦ってみる?
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
それも避けた時傷だらけになるだろ…
浦岡 真美
浦岡 真美
あは!確か…
確かにね、と真美がいい終わりかけた所で、聞こえるはずのない音が鳴り響く…


ビーッ!ビーッ!

その音は、あまりにも大きかった。

これはなんのための警報音…!?


その時、私と真美の耳に強いノイズが走った。

信じらないくらい、頭が痛い。

内側からハンマーで打ち付けられてるみたい。それは鼓動と共にズキズキと痛む。吐き気や全身の硬直が起こり、体は急激に感覚過敏になった。少し明かりが自分にさすだけで、自分の服の匂いがするだけで、思わず吐きそうになる。頭痛の原因を考えれば考えるほど、痛みは増していく。

2人で悶え苦しんでいたところ、急に嘘のようにその症状は治る。

プランテスト
“異常個体”出現。手の空いている従業員は即座に駆除へ回れ。
浦岡 真美
浦岡 真美
!?
瀬立 華蓮
瀬立 華蓮
今の…!?
バンッッッッッ!!!!



勢い良く“開かないはずの扉”が開く。

ダミーじゃ、無かったの…!?

従業員…?


混乱していた私の目の先にいた扉を開けた人物は、驚くべきものだった…
浦岡 真美
浦岡 真美
植物…!?

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