状況整理しよ…えっとね、あだみちゃんに案内されてました
そしたら迷子になりました
色んな方向に歩きました。→赤い男に会いました(?)
もう怖い…色んな意味で
さっきからずっとこれ…
意味わかんないし、怖いし、肩に手を当ててくるし…
待って、もしかしてあなたの一人称の事好きなのかな
何故か顔が明るくなり長い前髪から真っ暗な瞳が見える
あ〜もう…なんて言ってるかだいたい予想出来た…
これ絶対『僕あなたの事好き』とかそんなの言ってるでしょ…
冷静になったあなたの一人称はクルッと半回転して赤い傘の男に体を向ける
そして長い前髪を自分の手でかきあげて瞳を見つめる
ほんと何言ってんのかわからん…
適当に返事しといても嫌な空気になったら更にやだ…
ん〜でもこれ一か八か返事しようかな…
どうせ『僕の事怖い?』って聞いてるのかな…
その時赤い傘の男は三日月のような口を閉じて真顔になる
え、待って…やらかした??
死ぬ…?
また意味のわからない言葉…
死を錯覚したあなたの一人称はぎゅっと瞼を閉じる
この少女の声…
危なっ?!名前を言うとこだった…
え、あだみちゃんも何か話してる…
あのイケメン男と…でも表情が…怒ってる
またあの言葉…上げない?どういうことなんだろ
その瞬間あだみちゃんはバールを振りかざし赤い男を切るように殴る
でもそれは嘘かのように体を通り抜け赤い男は消えていった
あなたの一人称は疲れと緊張感が一気に抜け気を失ってしまった
次目が覚めた時は知らないベッドの上だった
体を起こし横を見るとあだみちゃんがあなたの一人称の膝で寝ていた
あだみちゃんはよく見てみるとちゃんと美少女だった(ふざけんな)
前髪が口に入りそうになってた
それを阻止するために指で耳にかけてあげる
その時2人の口から笑いが込み上げてきた
楽しい…こんな何気ないことを話して笑い合えるのが…
こんなの初めてだったから____












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。