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第8話

▶︎8
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2024/12/11 03:00 更新
(なまえ)
あなた
……ずるいよ、叶くん
kne
何がずるいの?
(なまえ)
あなた
……好き、だよ。でも、こんなの……怖いよ。
主人公が震える声でそう呟くと、叶の手が一瞬止まった。そして、彼は優しく微笑みながら、首を傾けて見つめてくる。
kne
怖がらなくていいよ。僕だけを見ていればいい。それだけで、何も心配いらないから。
(なまえ)
あなた
....ん....はっ....


叶の低い声が耳元に届くたびに、心臓が強く脈打つ。触れるような距離にいる彼の存在感に圧倒され、呼吸が乱れる。

kne
ねぇ、あなたの下の名前ちゃん、もう逃げられないよ。


そう囁きながら、叶の手が頬から滑り、首筋へと触れる。

kne
だって、君も僕のこと好きでしょう?

目を合わせると、その瞳の中に映る自分が逃げ場を失っていることを知る。叶の指先がそっと首筋を辿るように撫でられる。

(なまえ)
あなた
……叶くん、そんなの……
(なまえ)
あなた
(こんなのダメなのに......)


叶はそっと耳元に顔を寄せる。唇がかすかに触れるか触れないかの距離で、囁く。
kne
あなたの下の名前ちゃん、君が僕のことを好きって言った瞬間から、君は僕のものだよ。
(なまえ)
あなた
……そうかもしれないけど、それでも……


その言葉と同時に、叶の手がゆっくりと身体を引き寄せあなたの下の名前を包み込む。

kne
ダメだよ、もう絶対逃してあげない。


叶の唇が頬に触れ、そのままゆっくりと滑るように耳元へ。触れるだけのキスが身体を火照らせる。

(なまえ)
あなた
.....ふっ.....だめっ.....
kne
怖い? それとも……僕のこと、もっと知りたい?


問いかける声が甘く響き、心臓の鼓動が一層速くなる。自分でも言葉にできない感情が渦巻き、思考が追いつかない。

kne
君が僕を求めてるの、全部わかるよ。

叶の声に含まれる執着が、心を絡め取るようだった。そのまま、彼は主人公の顔を両手で優しく包み込み、逃げられないように唇を重ねる。
(なまえ)
あなた
んっ....ふっ....叶くん
kne
大丈夫。僕が全部教えてあげるから。


叶の囁きに応えるように、あなたの下の名前はそっと目を閉じた。そして、二人の間に言葉はいらなくなった。








ここまで読んでいただきありがとうございます。
まだまだ小説を書き始めたばかりなので読みにくい部分等あったかと思います。すみません。
悩みましたがこの話は一旦ここで本編は完結にさせていただきます。
そのうち番外編でこの先とかかけたらいいなと思います。
それでは失礼いたします。

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