第2話

狐神さま
178
2023/04/05 09:25 更新
アスナ視点 


物心ついたときから、私は"神さま"が見えていた。

幼かった私は、直ぐにお父さんやお母さんに「神さまがいるよ!」と言っていた。

お父さんとお母さんは、そんな私を軽蔑するどころか、褒めてくれた。

それに関してはなんでだろう…と、今の私は思うんだけど、二人は教えてくれない。
そんな私は、今日…
アスナの母
ついにアスナも高校生活始まるわねー
アスナの父
あぁ…はやいなぁ
アスナ
ふふっ…私、大学行けるように頑張るね!
アスナの母
それと、高校生活楽しむのよ
アスナの父
大学はその時になって頑張ればいいぞ
まずは…悔いのないように、楽しんでくれ
アスナ
うん!ありがとう!お父さん!お母さん!
アスナ
それじゃあ、行ってきます!
私は学校へと向かった…




学校へ向かっている道中、神社が見えた
アスナ
(まだ時間もあるし…ちょっと寄ろうかな)
私は、鳥居をくぐった…


アスナ
わー…綺麗な神社
神社は、いつも掃除されてるんだろうか。

汚れもなく、新しくできたのかなというくらい。
アスナ
…ん?
神殿の隅っこに、誰かいる?

ピンク色で、狐の耳?のような姿をしている

じーっと見ていると…
????
…そこのお前。僕が見えるのか?
アスナ
えっ?
向こうから話しかけられた。男性だ。
アスナ
あ、えっと…ごめんなさい、見てて
アスナ
!?
私が彼に近づいたところ、彼は傷だらけだった
????
…なんだ?僕が汚いとでも言うか?
アスナ
た!大変!!怪我してる!!
????
…!?
アスナ
あ、えーっと、何か持ってたかなー??
私はリュックの中を探す

リュックの底から包帯と絆創膏を見つけた
アスナ
ご、ごめんなさい!触りますね
私は彼に手当てをしていく
アスナ
…よし!これで大丈夫だと思います!
????
………
アスナ
あの…
????
…あ、ありがとう
????
…ねぇ、君の名前は?
アスナ
ア、アスナです!
????
……ふぅん
レン
僕はレン。見ての通り、狐神だよ
アスナ
レン様…?
レン
様は要らない。呼び捨てでいいよ
レン
あと敬語も要らない
アスナ
レ、レン…?
レン
……そうだ
レン
…アスナは、傷だらけだった僕を汚いと思わないのか?
アスナ
え?どうして?
アスナ
傷だらけだから汚い…とかはないんだよ
アスナ
傷だらけだからこそ綺麗、みたいなのも最近あるし…
アスナ
___私は全然、汚いと思わない
レン
………
アスナ
…あ、ごめん!そろそろ時間だ!
アスナ
また放課後に来るね!
レン
……あぁ
私は神社を後にした

プリ小説オーディオドラマ