第4話

 【第一章】参 
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2024/06/09 02:29











 邂逅、仮初の死別。そして訪れた、再邂逅

 認められない、認めたくない現実に震撼する。











 * 
 はやと 





 こうやって下の名前を呼ばれるのは久々で、嬉しさと戸惑いが入り交じって、よく分からなくなる


 それが、死んだと思っていた師匠せんせいの声なら尚更。





















 楡井
 雨、今にも降りそうですね… 

 そう言って空を見上げるにれ君。

 その言葉通り、空には灰色の雲がかかっていて、遠くから雷の音が聞こえる


 蘇枋 
 …雷雨になりそうだね 














 * 
 あ、あれじゃない? 
 * 
 依頼のやつ、
 タッセルのピアスのガキだったよな 



 なにやら不穏な内容の言葉を交わしながらこちらへ近付いてくる、20人程の男たち

 例外なくその全員が屈強な体付きで、ガラも悪い。

 * 
 ねぇそこの!タッセルのピアスの君! 
 こっちおいでー?




 桜 
 蘇枋、間違っても行くんじゃねえぞ 
 蘇枋 
 行くわけないじゃないか 


 蘇枋 
 オレたちのことは
 桜くんが守ってくれるんだよね? 

 桜 
 …それ覚えてたのかよ 
 蘇枋 
 まぁね 
 桜 
 まぁ、二言はねーよな!! 


 だだだだっと走り出して、盛大にたかーくジャンプ。

 桜くんはオレにこっちへ来いと言った頭領風の男を一発KO!






 蘇枋 
 いけー桜くーん 
 楡井
 蘇枋さん、出たくなかっただけ 
 なんじゃないんですか?

 蘇枋 
 やだなぁ、にれ君オレがそんな 
 人をこき使うような真似すると思う? 
 楡井
 ちょっと思います 

 こういう普段極度に素直な人の言葉は心にグサッとくる



 でも、今回に限って自分が面倒臭いから桜くんに戦わせてる…なんてことはない

 狙われてるオレが行くのはやや危険な所があるのも理由のひとつ、この人数差と体格差でにれ君を一人にして危険に晒すのはダメだと思ったのも理由のひとつ。



 でもやっぱり、嫌な予感がするというのが大きな要因。


 もしかしたら、あの人とーーー




 桜 
 ぇ、 

 思考の海から、引き摺り出される感覚

 敵は粗方倒されていて、残り一人。


 桜 
 あ゛ 

 そう思った瞬間、桜くんが宙を舞った

 どうやら脚をかけ体勢を崩されその上、下から蹴りあげられたよう


 更に相手は畳み掛ける。

 自身はしゃがみ、滞空する桜くんに下からの掌底で更に攻撃、そして今度は飛び上がって片脚でばぁん、と背中側から叩きつける




 * 
 弱いね…こんなものか、風鈴も 




 しゃらりとタッセルのピアスを振り向き靡かせ、こちらと向き合いながら言う人。






 ごろごろと雷の音が近くで聞こえる。

 積乱雲が発達して、大粒の雨が降り始める。







 * 
 久しいね、隼飛 




 紛れもない、オレの師匠せんせい

































 スポットライト・ノンジャンル37位ありがとうございます😿🤍🙏🏻

 大変感謝しております、更新頑張りますのでこれからも何卒閲覧お願いします!!










 大好きなFFの作品です✈️🍒♫

 関西弁ヤニカスとか良すぎる予感しかしないので是非^っ. т^✧︎








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