第13話

: 変身 :
270
2026/05/16 04:00 更新
 





(なまえ)
あなた
ッ……!




フェイク。最悪だ。
私としたことが。まだ露西亜ロシアで訓練してた頃のほうがマシだった……!!

仕方ない、本当は嫌だけど。








(なまえ)
あなた
──ボンっ









首元のピンを引き抜く。
全身に痛みが走る。ただ声は出さない。

生まれてからずっとやってきたことだ。
ただこの痛みだけはなんとかしてほしい。

 
──個性、爆発ボム

この首元のピンを抜いたら、爆発を起こせる。
そしてこの状態では超回復を続ける。

さて、問題。
私のこの力、何が弱点でしょう。



……正解は、“心臓”。
心臓の中心あたりにこの個性がある。

だから、心臓を攻撃されたりすると、
超回復が遅れてしまう。



大きな爆発。
校庭だけに起きた。

けれど、まわりの気が爆発して散っている。
そして、私の思ったことは。




(なまえ)
あなた
綺麗〜……





綺麗だ。
美しいあの校庭の草木が爆発して、空に舞う。

そしてあたりは焼け野原のよう。
すっきりとして見渡しがいい。


……もう爆発物などは見当たらない。
なので、私は個性を解除した。



個性の解除方法については、今度説明するとして。




私は何事もなかったかのように教室に入る。
勿論窓から。

みんながびっくりした顔でこちらを向く。
私は作り笑いを浮かべた。


(なまえ)
あなた
お、先生まだ来てないね!ラッキー♪


そういって私の席につくと同時。
数秒の沈黙。

沈黙、沈黙、沈黙──。





1年A組
1年A組
えぇぇぇぇぇぇッッッ!?!?
(なまえ)
あなた
もぉ、何〜?静かにしましょーよー……後で相澤センセーに怒られちゃっても知りませんよ〜?



【 NO SIDE 】
麗日お茶子
麗日お茶子
いっ、いや、そうじゃなくって!ほら、あなたの下の名前ちゃん、ッ、今の爆発、見てないの!?
緑谷出久
緑谷出久
爆発の後平然と窓から入ってきたら……普通びっくりするよ!?
八百万百
八百万百
あなたの下の名前さん……先程、先生には待機と言われたのに……何処に行ってらっしゃったのですか
(なまえ)
あなた
あははっ、えっと、校庭で爆弾を解除しようかと……
轟焦凍
轟焦凍
……爆弾、解除できるのか
(なまえ)
あなた
できますよ〜、昔よくやってた──
 
そうして、あなたの下の名前は黙る。

──昔よくやってた──。

それは彼女の過去を意味し、
もう戻らない夏の思い出へと戻っていった。

何故爆弾の解除から夏の思い出に戻ったのか、
誰もわからない。けれど。

あなたの下の名前は微笑む。




(なまえ)
あなた
あの、夏前以来かもしれませんね
みおり
みおり
更新遅くてごめんなさい!!

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