第2話

第一話 僕達が出会った日
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2025/12/22 22:58 更新
 ここは《ソル・セレーネ》太陽と月の国。この国には勇者と魔王の〈琥珀伝説〉がある。
そんな太陽の恵みと月の光に溢れているこの国に、とある二人の男の子が居た……
幼少期ドズル
やっぱり、森っていいなぁ〜 お花もいっぱい咲いて動物さんもいっぱい居て。これも全部、太陽様のおかげなんだな
元気な顔で金髪の髪でタンクトップに赤いズボンを履いた7歳くらいの男の子がトコトコとやってきた。
幼少期ドズル
(僕の名前はドズル!皆からはドズゥって呼ばれてる。今日はいい天気だったから森にお散歩に来てるんだ!お友達のみるくちゃんにお花もあげたいからね!)
幼少期ぼんじゅうる
ふわぁ〜⋯。暇だなぁ。月様にもう少し夜の時間を増やしてもらえるように頼もっかな?
寝起きの顔の寝癖が目立つ、紫色のブカブカの服を着た10歳くらいの男の子がトコトコとやってきた。
幼少期ぼんじゅうる
(俺の名前はぼんじゅうる。周りからはぼんくん、とか呼ばれてる。朝起きてダラダラしようと思ったら母さんに「たまには外で遊んできたら?」って圧をかけられたから森に散歩しに来た。別に家に居てもいいじゃん⋯)
幼少期ドズル
何か、可愛いお花ないかなぁ〜?
幼少期ぼんじゅうる
母さんに似合うきれいな花、ないかな〜?
二人は大切な人に渡すお花を探していた。
幼少期ドズル
あっあんなところに!
幼少期ぼんじゅうる
あっ、あそこに
幼少期ドズル
可愛い花がある!
幼少期ぼんじゅうる
きれいな花がある!
二人は同時に同じ花のところへ走り出した。
同時
タッタッタッ(走る音)
同時
あった!⋯⋯えっ?
二人は顔を見合わせ、少し驚いていた。
幼少期ドズル
こんにちわ!君もこのお花が欲しいの?
幼少期ぼんじゅうる
こ、こんにちわ⋯。欲しい⋯っていうか、俺は母さんにあげようと思っただけで⋯
幼少期ドズル
お母さんにあげるんだ!お兄ちゃんはとっても優しいね!僕もお友達にあげようと思ってたんだ!
二人はとても楽しそうに話していた⋯が、どちらとも花から手を離そうとはしなかった。
幼少期ぼんじゅうる
えっ⋯と、花から手を離してもらえるかな⋯?
幼少期ドズル
えっ?嫌だよ。お友達にあげるんだもん
幼少期ぼんじゅうる
俺だって、母さんにこの花をあげるんだ⋯!
どちらも手に持った花を譲ろうとはしなかった⋯が、急に二人は顔を見合わせると大きな声で笑い出した。
幼少期ドズル
ははっ!あはははは!
幼少期ぼんじゅうる
ふふっはっはっは!
幼少期ドズル
何か、僕達⋯
幼少期ぼんじゅうる
俺達⋯
同時
似てるね

二人は近くにあった大きな木に登り、話し始めた。
幼少期ぼんじゅうる
聞くの忘れてたけどさ⋯君の名前って?
幼少期ドズル
僕?僕はドズル!8歳!君は?
幼少期ぼんじゅうる
俺はぼんじゅうる!10歳!君よりも2歳年上だ
幼少期ドズル
ぼんじゅ⋯じゃなくって、うーん⋯なんて呼べばいいんだろう?
幼少期ぼんじゅうる
俺は別に呼び捨てでいいけど?
幼少期ドズル
呼び捨てだとママに年上の人には「さん」をつけなさい!って怒られちゃうんだよねぇ⋯
幼少期ぼんじゅうる
確かに⋯俺も母さんに「さん」つけしなさい!って言われてるわ⋯
幼少期ドズル
じゃぁ!こうしよう!「ぼんじゅうるさん」⋯だと長くなっちゃうから、呼び方は「ぼんさん」!
幼少期ぼんじゅうる
いいじゃんそれ!そんな感じで、「ドズさん」って呼べばいいかな?
幼少期ドズル
いいね!じゃぁ、これからもよろしくね!ぼんさん!
幼少期ぼんじゅうる
あぁ!これからもよろしくな!ドズさん!
これが、ドズルとぼんじゅうるが出会った日。その後も二人は家族のように接し合い、毎日のように会って遊んでいた。 
それから13年後⋯⋯⋯
鬼澤はろ
鬼澤はろ
はい!今回はここまで!楽しんでくれたかな? お花は結局持って帰らずに元あった場所にきれいに埋め直して毎日世話をしていたみたいだよ!ふたりとも優しいねぇ~(^^)
鬼澤はろ
鬼澤はろ
次回は13年後の二人が登場!一体どんな大人に成長したのかな? お楽しみに!

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