第44話

Forty-one
726
2025/03/28 00:09 更新
パーティから数ヶ月後、あっという間にばぁうくんと出会って2年が経つ。あれから時々6人で集まることもあり、仲が深まったような気がする。
執事
てるとさん、ちょっとよろしいでしょうか?
てると
はい、なんですか?
執事
実は買い出しに行くついでに、ここによっていただきたいんですが……
てると
ここは……
執事さんに渡された紙には、僕が以前居た奴隷買取所の名前が書いてあった。
執事
てるとさんにとって、ここは思い出したくもない場所なのはご存知です
執事
ですが私も今手が離せなくて、他の方も忙しいようで……てるとさんしか居ないんです
てると
………
執事
そこに私の知り合いがスパイとして侵入しておられるので、その方から1枚の紙を受け取るだけでいいんです
てると
あの、紙には何が書いてあるんですか?
執事
……全奴隷の人数と名前です
てると
え、
全奴隷の名前?なんでそんなものが必要なのだろうか。
執事
お願いします、てるとさんにしか頼めないのです
てると
……わかりました
執事
!ありがとうございます
執事
受け取る際には表からではなく、裏口から言っていただけると幸いです
執事
裏口の場所はわかりますか?
てると
はい、わかります
執事
分かりました、ではよろしくお願いいたします
まさか、秘書にもなってあそこに行くことになるとは思わなかった。なんとも言えない、複雑な感情を心に宿しながら準備をする。





\ガヤガヤワーワー/


屋敷を出て繁華街を歩く。いつ見ても変わらない風景がそこにはあった。ただ変わったといえば、前まであった店が変わっていたり、閉店していることだろうか。


カランコロン♪
まひとくん。
いらっしゃいませ〜!
てると
まひちゃんやっほ〜
まひとくん。
てるちゃん!いらっしゃい!
いつもの店に入ると、今日はまひちゃんが出迎えてくれた。あれから色々あり、呼び方も随分と変わった。まひちゃんももう11歳かぁ、僕があった時はまだ9歳だったのにな、時の流れは早い。
まひとくん。
いつもの?
てると
ううん、今日は別の買いに来たんだ
まひとくん。
どれ?
てると
えっとね、〜〜〜ってやつと────ってのなんだけど……
まひとくん。
わかった!ちょっと取りに行ってくる!
まひちゃんは裏に行き、その入れ替えでしゆちゃが表に来る。
しゆん
てるとじゃん、元気にしてたか?
てると
元気にしてるよ
しゆん
てか待って、俺身長抜かされたくね?
てると
あっ、ほんとだw
1年前までは同じだった身長が、今では僕の方が高くなっていた。
てると
しゆちゃちっさ〜w
しゆん
うるせぇ
まひとくん。
てるちゃん持ってきたよ〜!
てると
まひちゃんありがとう!
まひちゃんから買うものを受け取り、鞄に入れる。
てると
じゃ、僕寄るとこあるからもう行くね
しゆん
珍しいな、てるとが寄り道とか
てると
寄り道じゃないよw執事さんに頼まれたの
しゆん
ふーん、気をつけろよ
てると
わかってる
まひとくん。
てるちゃんバイバーイ!また来てね〜!
てると
バイバイー!
カランコロン♪


しゆまひの店を出て、僕はあの場所に向かった。
スクロールお疲れ様でしたー
奴隷リストを今後使うと言われたら使わない
ただの流れの展開の口実に過ぎないのだよ
ではまた次のお話で〜!
てると
🌙𝐺𝑜𝑜𝑑 𝑛𝑖𝑔ℎ𝑡🌙

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