8月、先輩が部活に来ることはなかった。
8月末に知ったことは恋人が出来たこと。
全然、会えていなかったからショックは少なかった。
でも、9月に入って先輩とまた会うようになった。
一昨日は衝突しかけた。
昨日は教えてあげると言ってくれた。
すごく、距離が近かった。
幸せ過ぎてどうにかなりそうだった。
今日だって…そうだ。
ピアノを片付けるのを「任せろ」とかさ…。
アイツのことを思い出してしまった。
でも、辛くなかった。
あぁ、そうか。
俺、先輩が好きなんだ。
また、失恋したんだな…。
ずるいや。
あんな距離で居られたら、
好きになるのは仕方ねーだろ…。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。