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第7話

🍊🚲
433
2025/08/15 14:58 更新



 
あなた
あー…遅くなっちゃった…

あなたが正門をくぐったころには夕日が校舎をオレンジ色に染めていた



ため息をつきながら荷物を抱えていると同じクラスのウィジュがいた

あなた
あ、生徒会長
EJ
やめて、その呼び方笑
あなた
遅くない?
EJ
生徒会の集まりがあって
あなた
大変だねー
EJ
あなたちゃんは?
あなた
追試受けてたの、
EJ
今日の単語テスト?
あなた
うん
あなた
ウィジュくんは何点だったの?
EJ
100点だったよ
あなた
えーいーなー
EJ
今度一緒に勉強する?
あなた
する!

あなたが勢いよく言うとウィジュはニコニコしながら頷いた

あなた
じゃあ私帰るね!
EJ
あっ…
あなた
ん?
EJ
家まで送るよ!
あなた
え、いいの?

ウィジュは自転車の後ろを差し出す

あなた
じゃあ……お願いしよっかな



ペダルを踏むウィジュの背中に自然と近づく

EJ
ちゃんと捕まっててね、
あなた
うん
 
EJ
出発進行〜





あなた
なんかウィジュくんってさー
EJ
なに?
あなた
ポニョみたいって言われない?
EJ
え?顔が?
あなた
うん、丸くて
EJ
うわー失礼!
あなた
違うよ〜かわいいじゃんー
EJ
僕がポニョならあなたちゃんはドキンちゃんだ!
あなた
なんでー
でも可愛いからゆるす





EJ
ねぇ…
あなた
何ですか?
EJ
道間違えた
あなた
へ?


あなたは辺りを見渡すが見慣れない所だった
EJ
ごめーん!
あなた
ここどこー!
EJ
わかんない……
あなた
どうする…
EJ
スマホある?
あなた
ある…けど充電切れ
EJ
こら!学校に持ってきたらダメでしょ!?
あなた
なんなの!




そのまま小道を進むと細い橋が見えてきた



下には小さな川が流れ、夕陽が水面にキラキラ反射している


あなた
わ……きれい


橋の上で止まると、2人の距離はさらに近くなる


EJ
なんか…冒険みたいでいいね
あなた
ね、不思議な感じ

その後も小道を進むと、森の匂いがしてきて鳥の声が大きくなる


あなた
…ここ、ほんとに家までの道……?
EJ
さぁ、でも景色は最高でしょ?

ウィジュの言葉にあなたは笑った



そして、少し開けた河原に出る


河川敷に自転車を止めて草の上に座り込む




水面に映る夕日が、2人の影を伸ばしていた



EJ
なんか…アニメみたいだね
あなた
なにそれ笑
EJ
あなたといるの、落ち着くなー
あなた
…ありがと


川沿いで少し休んでから立ち上がる


EJ
そろそろ…帰ろうか

ウィジュが自転車に手をかけるとあなたも後ろに乗る

あなた
今度は大丈夫?
EJ
うん、任せて


再び出発する頃には辺りは少し暗くなっていた



あなたはウィジュの腰に手をまわしてぎゅっと抱きついた、



EJ
なにー、どしたの
あなた
ウィジュくん今彼女いない?
EJ
いないし
あなた
立候補する
EJ
え?
あなた
ウィジュくんの彼女、
EJ
だめ
あなた
え、
EJ
僕が立候補する!
あなたちゃんの彼氏!
あなた
は、


信号で止まりウィジュは振り返った


EJ
あは、顔真っ赤
あなた
うるさい!





ようやく見慣れた景色が見えてきた









あなた
ウィジュくん、ありがとね
送ってくれて
EJ
ううん、僕もごめんね、道間違えちゃって



EJ
あなた
ん?


EJ
夜電話するね
あなた
えっ


EJ
ばいばーい!


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