第37話

第30話 思い出話
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2025/06/22 02:58 更新



〜病室〜



たっつんside




薬を投与してからどれくらい経っただろうか



時計のない部屋で、月だけが時間を知る手がかりだった



窓から差し込む光は短い影を映し出す



ぼんやりとじゃぱぱの顔を眺めては月を見る



何度繰り返しただろうか



脳内ではずっと、じゃぱぱが目覚めた時の事を考えている



どんな反応をするかな



月光にも、太陽にも負けない眩しい笑顔を見せてくれるだろうか



星のような涙を流すのだろうか



____ずっと、太陽が差し込むことはないんじゃないか










たっつん
明日の朝になれば分かるよな
たっつん
明日になれば、、必ず、、、



コンコン🚪




ガチャ





えと
____たっつん?






えとside



たっつん
お母様、、?どうしてここに?
えと
ちょっと寝れなかったから、様子を見にきたの



たっつんの隣に腰を下ろす



窓際の席で、夜の冷たい風が吹き込んでいる



えと
はいこれ、ホットミルク
たっつん
あ、ありがと、、



作りたての、暖かいミルク



持ってきてよかったー!



たっつん
___熱ッ!?しょっぱ、、てかちょっと辛いんやけど?
えと
レンチン10分で温めたんだけど、、
えと
あと砂糖をちょっと
たっつん
やりすぎやろw普通1分半とかでしょ?
たっつん
あと砂糖と塩胡椒間違えるやつ初めてみたわw
えと
w w w
えと
でも、気分は晴れたでしょ?
たっつん
まぁ、少しはマシになったかな
たっつん
ありがとう、お母様
えと
どういたしまして



たっつんはきっとこんな寒い部屋で、1人きりで、、


じゃぱぱがいつ目を覚ますか不安だったろうから


ちょーっとアクシデントはあったけど


たっつんの気持ちが軽くなってよかった






えと
それより、たっつんちゃんと休めてないでしょ!?
えと
薬とか国王の仕事とかで
たっつん
ソ、ソンナコトナイヨ
えと
目泳いでるし、クマできてるよ?
えと
お母様の目はごまかせません!
えと
じゃぱぱは私がみとくから、たっつんは隣のベッドで休んでて
たっつん
でも、じゃぱぱがいつ起きるか分からんし、、
えと
見立てじゃ起きるのは明日の朝なんでしょ?
えと
大丈夫、絶対起こすから
たっつん
けど、、


じゃぱぱの方をチラチラとみながら、こっちを覗いてくる


まるで駄々をこねる子供のようだ


昔は控えめで、遠慮がちだったのにね


あの頃が懐かしい


少し位前まであんなに小さかったのに


今はこんなに立派になって


気づいたら、人を助けられる、そんな強い大人になっていたなんて


えと
そんなんじゃ、じゃぱぱに心配されるよ?
えと
起きて一番に不安な顔されたら嫌でしょ?
たっつん
うん、、
えと
私も、2人には元気でいて欲しいから
えと
早く寝なさい
たっつん
分かった、、


まだ未練がましそうではあったけれど、布団に潜り込んだ

たっつん
おやすみなさい
えと
おやすみ


数分も経たないうちに、スースーと寝息が聞こえてきた


部屋がとても静かなせいで、2人の寝息だけが聞こえてくる


えと
私はちゃんと起きてないとね


じゃぱぱの手を右手に握り


顔を見つめる


少し痩せたかな、、


ずっと寝てるし、そりゃそうか


この夜は、今までで一番長くなるだろうな


えと
____私も、少しは人の役に立てたかな

頭の中で、2人の思い出を振り返る


じゃぱぱがたっつんを拾ってきて


最初はたっつんもタジタジだったけど、城の生活に慣れていって


そのころに、たっつんの両親を名乗るクソ野郎を撃退したんだっけ


それぐらいから、よりじゃぱぱとたっつんの仲が深まった気がする


他にもいろんなことがあって____


そうしているうちに夜がふけていき、やがて


地平線に、朝日が顔を出した







自分もうとうとしてきた頃


右手が、わずかに握られたような気がした



えと
___!


ガタンと椅子を立ち、手を握ったまま、たっつんの体を揺さぶった






えと
たっつん、起きて!
たっつん
ん、、
えと
じゃぱぱが、、!
たっつん
!!!


バッと跳ね起きて、私と反対側の手を握った


窓から光が差し込み、じゃぱぱの顔を明るく照らし出した


その光景は少し神秘的で


鼓動が早く脈打った


そしてついに____



じゃぱぱ
ッ、、、








私たちの望んだ明日が、やってきた










音奈
待ってヤバァぁぁぁい!!!!!!
音奈
ランキングきたァァァ
音奈
決して高くはないですが、めっちゃ嬉しいです
音奈
本当にありがとうございます
音奈
この物語も、もうすぐで完結です!
音奈
これからもどうぞ、よろしくお願いします!

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