ーSide 鳴宮
矢渡しを含む
合宿1日目はあっという間に終わった
2日目は下僕の地獄が待っていた
・下僕の朝は早い
・下僕の労働は過酷であり理不尽だ
流石にだったので俺たちは訴えることにした
弓を引かせてくれってね
…ずっとあなたが来ていないんだ
まああなたらしいっちゃあなたらしいけど
マサさんの強制参加だったから
何となく来る気がしてたんだけどな
まあマサさんも諦めてるっぽい
あなた、こういうの絶対苦手そうだもん
僕たちはこの条件を呑むことにした
ーガラッ
突然戸が開いたと思ったら
あなたが入ってきた
なぜか男の子も一緒に居て
なぜか傷だらけで
俺も他の男子部員も
目を丸くして驚いてしまった
いつもの部屋…?
あなたはここに何回も泊まりに来てるのか?
そう言ってあなたは弟と出ていった
多分みんな気になっていたんだろう
合宿前に見えてしまった
あざだらけの体
それに今のできごとも
何か事情があるのかと悟らさせる
なんかあなたと友達になったけど
彼女のことあまり知らないな
それは向こうも同じなんだけども
あまり好きじゃないのかな
こういう関係
結構無理矢理感あったしな
全員が黙り込む
確かにそうだ
俺たちは別にあなたとすごい親しい訳じゃない
事情も話せない内容かもしれない
たまに意味深なことをいうあなたが
なぜか分かった気がした
それ以外は何も知らないけど…笑
俺たちはとりあえず、
あなたの件は一旦置いておくことにした
_NEXT













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!