な、んで、、?!?!
ダダダダダダダダ
気づいたら私は走ってスタジオを出ていた。
私はそのまま、近くの壁で座り込んだ。
私の高校生活おわっちゃったな。
爽やかな担任の挨拶とともに始まったわたしの中学校生活。
芸能人が居るのが珍しい中学校だったから、
沢山の人が
と、
私のことを
褒めてくれて
憧れてくれて
嬉しかった。
そんな充実した生活が始まって、
数ヶ月経った頃、
レッスン中にまねーじゃーちゃんから
と告げられた
とても嬉しかった。
月9のサスペンスドラマ
の
主人公の子役
オーディションでは私と同じぐらいの子がたっっっっくさんいて緊張してたけど、
その中で、たった一人。
私が選ばれて嬉しかった。
そのドラマは、
Theサスペンス
私が演じるのは、
ほとんど家族を殺すシーン
過去に家族を殺してしまい、
少年院入り、
までを、演じる。
演技のお仕事は一年ぶりぐらいだったから、
頑張ろうと気合を入れて撮影にのぞみ、
監督からはたくさん褒められ、
オンエアが楽しみだった。
友達の喜ぶ反応が待ちきれなかった。
オンエアされた次の日、
学校に通うと、
いつも挨拶をしてくれる友達が。
いつも喋りかけてくれるクラスメイトが。
笑顔で手を振ってくれる先輩が。
全員
無視
してきた。
悲しかった。
と同時に
疑問がいっぱい浮かんだ。
「そんなに演技下手だった?」
次の日、
たまたまだろう!と前向きな気持ちで学校に行くと、
私の机の上に
「人殺し」
「演技に見えない」
「あーゆータイプだったとは(笑)」
沢山の暴言が書かれた張り紙が貼られていた。
無視していた理由は
下手すぎる演技についてのことではなく。
怖すぎる役柄についてだった。
私は怖くて、すぐにまねーじゃーちゃんに相談した。
私は、次の日、頑張って学校に行った。
でも反応は変わらなかった。
その次の日も、そのまた次の日も。
変わらなかった。
先生に相談しようとおもった。
先生までこっちのこと怖がってて、話しかけたら
急に離れて、
急に敬語になって、
親に相談しようと思った。
私の家が芸能一家だったから、
お母さんは、
島での映画撮影で家にいなくて。
お父さんは、
自分の事務所の管理で忙しくて。
結局、相談できなかった。
そんな日々が続いて、
結局不登校になった。
あのドラマの演技が芸能側からは好評で、
沢山仕事の話が来たけど、
やる気が出なくてすべて断った。
そんな日々が2年続いてしまった。
高校生になって、
絶対に同中の人はがいない高校を、
と
わざわざ片道2時間の遠い高校
選んで、
絶対に
中学の時見たいにならないって
誓ったのに。
視界が滲む。
どんどんぼやけて、キラキラしてしまう。
悔しい。
この2年間頑張ったのに。
ダダダダダダダダ
誰かがこっちに走ってくる。
あ、
もうしかして、まねーじゃーちゃん追ってきてくれた感じ?
でもごめん。
今はまねーじゃーちゃんの顔は見たくないな、、、😭
どんどん音が近くなってくる。
どうしよう。
なんて言おう。
そんな考えている時、
追ってきてくれたのは、
まねーじゃーちゃんではなく、
プロデューサーでもなく、
浮所飛貴だった。
♡+50
☆+30
で次回公開します👏
遅くなりすみません💦
なんとか物語続けれそうです🙆
どんどん書いていきますねぇ!!
ほかもどんどん更新していきますねぇ!!
楽しみにしていてくださいっ!!
ではまたいつかー!
ここでも言います笑笑
!!!!少年たち当選祈願!!!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。