第44話

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2026/02/26 09:00 更新
電話の向こう側の神山さんは、相当酔ってるんだと思う。

舌足らずなしゃべり方になってる。

こんなのは初めてかも。

そして、酔った勢いで本音をさらけ出してるんだと思う。

今まで、何考えてるかさっぱりわからなかった。

今まで聞けなかったこと、勝手に話してくれる。

気付けばまた涙が溢れてきた。

明日、目腫れるだろうな。

でも、聞きたかった本音に、涙は止まらない。
かみやま
『…また、泣かしてもうたな』
あなた
それは、違います。
かみやま
『泣かさないって思ってたはずやのに。また、傷つけてもうたかな』
あなた
ちょっとだけ、話聞いてもらえますか?
かみやま
『おん。いくらでも聞く』
深呼吸して、心を落ち着かせる。

私も、本音言わなきゃ。
あなた
神山さん…って呼ぶの、理由があります。
かみやま
『それは、聞いてええやつ?』
あなた
もちろんです。ただ、私が恥ずかしくて"神ちゃん"とか、"智洋さん"て呼べなかっただけです。
かみやま
『…そうなん?』
あなた
はい。
電話の向こう側で大きなため息が聞こえた。

…大丈夫かな。
かみやま
『……ごめんな。少し、酔いさめてきた』
あなた
…そんなに飲んだんですか?
かみやま
『飲んだ。あなたちゃんにひどいことしてきた自分にムカついてん。気付いたらしげのビールも一気飲みしてた』
あなた
大丈夫ですか?
かみやま
『おん。2日酔いは確実やけど』
またため息?深呼吸?

思いきり息を吐く音が聞こえた。
かみやま
『…カッコ悪いな、俺』
あなた
そんなことないですよ?
かみやま
『酔わんと言えへん、残念なやつ』
あなた
そんなこと…
かみやま
『そんなことあんねん。流星みたいにカッコよく、スマートにできん』
こんなことないのに。

うまく言葉が出てこない。
かみやま
『こんなカッコ悪い俺やけど、あなたちゃんが好きな気持ち、変わらん。めっちゃ好き』
かみやま
『そんなあなたちゃんが幸せになるために、考えて決めたこと、ちゃんと受け入れるから』
あなた
…はい。
かみやま
『最後に言わせて?』
あなた
何でしょう?
かみやま
『いつも、癒しをありがとう。あなたちゃんがおってくれて、救われたことが何度もある。ほんま、感謝してる』
胸がきゅってなる。

苦しい。
かみやま
『…遅くにごめん、また、明日な?』
あなた
はい。
神山さんの本音、もう少し早く聞きたかった。

でも。

聞けてよかった。
予告通り、ここでみなさんにお聞きします!

アンケート

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スマートで大人な💙
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投票数: 121票

締め切りは、明日の24時まで。

前回のアンケートもふまえて、結末を出します!


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