第36話

35
222
2026/02/18 09:00 更新
お店に入ってわりとすぐ流星さんからLINEきた。

迎えに来てくれるって。
ながお
遅なったー!
返信したところで、謙杜登場。

そんなに遅くなってないよ?
さの
そんな待ってへんわ。
もえ
うん、うちらもついさっきやで?
あなた
謙杜、お疲れ。
ながお
おん、さんきゅ。頼んだ?
もえ
まだ。選んでたとこ。
さの
俺、ビールかな。
ながお
じゃ、俺も。
もえ
私は……梅酒ソーダ割り。
あなた
私はレモンサワー。
晶哉が注文してくれて、料理も適当に頼む。

お酒と枝豆はすぐ届いて、とりあえず乾杯。

それぞれ近況報告。

これを今までは月一でやってたけど、これからは少なくなっちゃうのかな。
もえ
仕事はええんやけどさ。恋は?
ながお
俺、彼女ずっとおるし。
あなた
彼女、元気?嫉妬してない?
ながお
あなたと萌はあいつのお気に入りやもん。むしろ、2人の動画送ってきてってLINEきてた。
さの
珍しい子やな。この2人の何がええんやろ。
もえ
失礼なやつやな。
さの
萌、なんか報告したいんやろ?自分で話振ったんやから。
もえ
……彼氏、できました!
あなた
おめでとう。よかったね。
ながお
ほんまや。かんぱーい!
またグラスを合わせる。

…謙杜はこればっか。
もえ
彼氏…この人。会社の同期。
萌はスマホをテーブルの真ん中に。

韓国系のアイドルみたいなイケメンだ。
あなた
かっこいいね。
もえ
そやねん。
…恋する乙女だ。

かわいいな。
さの
俺はおらん。はい次。
あなた
…なんか、話せば長くなる。
さの
…は?愚痴ちゃうんか?
あなた
……うん。まず、そやね…神山さん。
お酒を一口飲んで、整える。

伝わるかな…?
あなた
就職先の、先輩。今、一緒に働いとるよ。
ながお
……は?
…声でかい。
もえ
それ、知ってた。お兄ちゃん言うてた。
さの
すげぇな。偶然?
あなた
もちろん。それでね…
深呼吸。

…うまく説明できないから、端折ろうかな。
あなた
いろいろあって、何でか流星さんに告られた。そして、さっき、神山さんにも告られた。
みんな、開いた口が塞がらない。

…そうだよね。
あなた
流星さんは、しんどい時に助けてくれた。落ちてた心を持ち直せたのは、流星さんのおかげ。
あなた
そんな時に、神山さんに告られた。ずっと好きやったけど…頭、ぐちゃぐちゃ。
みんなの目が最大限に開く。

私も逆の立場ならそうなるよ。

もう、パンクしてるんだから。

プリ小説オーディオドラマ