第63話

【リクエスト!】⏳✦、頭痛 ※嘔吐表現〇
315
2026/03/10 02:00 更新
紅瀦こんぶ(小説主)
こんちゃす
紅瀦こんぶ(小説主)
これが上がっている頃には期末試験が全て終わって一息ついているであろう紅瀦です
.しの.
自信の程は?
紅瀦こんぶ(小説主)
無いに決まってるってばよ☆
紅瀦こんぶ(小説主)
2026/03/08(日)時点で数学と保体が終わってるけど、保健分野と確率で爆死した予感
.甘夢れむ.
あーあ、貴重な土日をドブに捨てて…
紅瀦こんぶ(小説主)
知ってるわ!
.かなめ.
で、今日は?
紅瀦こんぶ(小説主)
今日はこれぇ↓↓↓
紅瀦こんぶ(小説主)
配信は某リーダーがやってくれたんで、撮影にします!
紅瀦こんぶ(小説主)
前回の続きやね
.ユエル.
呼んだ?
紅瀦こんぶ(小説主)
もういいよこの件
.ARKHE.
ァァァァァァァァァァ
紅瀦こんぶ(小説主)
この件ももういいよ
紅瀦こんぶ(小説主)
ツッコむの飽きました←
.うるみや.
流石アデハデ
紅瀦こんぶ(小説主)
開示だな??
.かなめ.
あほか
.しゃるろ.
開示ってなに?
.うるみや.
お前まじか
紅瀦こんぶ(小説主)
人生そんな時もあるよね
.しの.
基本無いけどね?
紅瀦こんぶ(小説主)
ひっでぇんだわこの人ら
.かなめ.
紅瀦こんぶ(小説主)
……行こう
紅瀦こんぶ(小説主)
メンタルが持たん
.ARKHE.
雑魚乙!
紅瀦こんぶ(小説主)
さあ、それでは行ってらっしゃい!
【ARKHE side】
朝。
目が覚めてすぐ、頭が異様に重いことに気がついた。
.ARKHE.
ん゙……?
風邪でも引いたかなと思って身体を起こしてみるけれど、それ以外特に目立った違和感は無さそう。
.ARKHE.
なんでだ…?
理由は分からないままだった。
とりあえずダークマター朝ごはんを食べにリビングへ向かった時。
カーテンが開いた窓から見える景色は、空一面が雨模様。
.ARKHE.
うわぁ…
少し気分が下がりつつも俺は朝食の準備をしていた。
【NO side】
@クロノヴァ discord
.甘夢れむ.
こんな朝なのによう人が集まる
.うるみや.
いやぁ、ちょっと関節が痛なってな笑
.甘夢れむ.
最悪な目覚めじゃん
.しゃるろ.
俺は気分で早起き( -`ω-)b
.甘夢れむ.
こっちは普通に偉い人だった
.うるみや.
れむはなんで起きてんの?
.甘夢れむ.
や、普通にまだ寝てないってだけ
.うるみや.
そんなんで今日の収録平気なんか…
.しの.
通常運転が常軌を逸しすぎなんだよね
.甘夢れむ.
かく言うしのさんは?
.しの.
しのさんも早起きの部類かなぁ、気象病には疎くて
.甘夢れむ.
はぇ〜
.しゃるろ.
うるは気象病?
.うるみや.
に入るんちゃうかなぁ思ってんけど
.甘夢れむ.
関節痛はそうじゃない?
.甘夢れむ.
あとうちのグループって気象病居るっけ?
.しの.
かなめがめっちゃ眠くなってるのはよく見る
.しゃるろ.
あ〜、大体雨の日とかなってるイメージある
.うるみや.
かなさんってそうなんや、知らんかったわ
.甘夢れむ.
れむも
.甘夢れむ.
かなめってそうなんだ?
.しの.
いや、なんとなくね?
.しゃるろ.
てか今日午後から雨降るんじゃなかったっけ?
.うるみや.
マジかよぉ…
.甘夢れむ.
うるみや本当に大丈夫?万一を取って今日の収録休んどく?
.うるみや.
あぁいや、電車遅れたら嫌やなってだけよ
.うるみや.
関節痛って普通悶えるレベルで痛くはならんし笑
.うるみや.
心配してくれてありがとうな
.甘夢れむ.
ならいいんだ
.しゃるろ.
電車の遅延にかなめの寝坊が重なったらとんでもない事になりそうなんだけど…
.しの.
やばぁ笑笑
.しの.
想像するだけでカオスじゃん🙃
ピロンッ

「かなめ」がボイスチャンネルに参加しました。
.甘夢れむ.
あ、お疲れ〜
.しの.
来た!
.しゃるろ.
おつかれー!
.うるみや.
おつおつ〜
.かなめ.
おつかれぇ…
.うるみや.
寝起き?
.かなめ.
おん…眠気やべぇ、
.かなめ.
ずっと眠い
.しの.
収録終わりにスタジオで寝とく?
.かなめ.
んー…できることなら…
.かなめ.
でもその時の気分と状況によって変わるかなぁ…、
.しゃるろ.
まじで眠そう…かわいい笑
.甘夢れむ.
かなさんのそれ(眠気)は気象病?
.かなめ.
んー…そうだと思う、
.うるみや.
午後から雨降るらしいで
.かなめ.
まじかぁ…
.かなめ.
てか、うるみやも気象病持ってなかったっけ?
.かなめ.
記憶違いだったらごめん、前に関節痛いとか言ってた気がして…
.うるみや.
せやで、よう覚えてんな
.甘夢れむ.
その記憶力を作業の方にも回してくれたらいいんだけど(*^^*)💢
.かなめ.
ス---
.しの.
っ笑笑笑
.しゃるろ.
まあ、体調管理のためにもかなめとれむは寝た方が良いんじゃない?
.かなめ.
れむ?どうかしたの…?
.しゃるろ.
まだ寝てないんだって
.かなめ.
やぁば…
.うるみや.
やっぱり頭おかしいやんな!?
.かなめ.
結構心配になる
.甘夢れむ.
よしかなめ、一緒に落ちて寝るか
.かなめ.
ん…そーしよ、
.しの.
おやすみ〜
ピロンッ ピロンッ
.しの.
…あるけ来ないね、
.しゃるろ.
ちょっと心配だけど
.うるみや.
俺らが早いだけちゃう?笑
.しゃるろ.
それはある
.しの.
あるってかそうなんよ笑笑
.うるみや.
…収録の内容だけ見直しとくわ
.しゃるろ.
俺もそうしよ
.しの.
まだ作業終わってないからやらないと…
.しゃるろ.
頑張れ!
【ARKHE side】
ピピピピッ  ピピピピッ
.ARKHE.
ん゙…、
収録の内容を確認してから、頭が重いのはもしかしたら寝不足かもしれないと思って仮眠をとった。
.ARKHE.
ふぅ……っ、
.ARKHE.
これなら行けるかもな…!
30分程度の仮眠で、頭は大分楽になった気がした。
やっぱり寝不足だったのかな、そう思いながら俺はスタジオに向かう準備を整えた。
.ARKHE.
よし、行ってきます
                          「午後から雨降るらしいで」
【かなめ side】
.かなめ.
お疲れ様です…、
体の怠さと眠気が幾分マシになったタイミングを見計らった末、無事スタジオに来ることに成功した。
これだけで素晴らしい。俺偉い。
ひとつ鬼門を切り抜けたところで膝の力が抜けてしまい、スタジオのソファにダイブする。
スタジオで寝るのは普段もよくしている事ではあるけれど、低気圧に限っては訳が違う。対策のしようも無ければ特別効く薬もない。所謂不可抗力だ。
.かなめ.
はあ……眠ぃ、
とは思っても、家で散々横になっていた手前眠気はあるものの眠れず終いになる可能性が高い。
横になっているだけでも楽だし、このまま誰か来るまで寝ていよう…、
.かなめ.
…………
 
いつの間にか、俺は眠ってしまったみたいだった。
【しゃるろ side】
.しゃるろ.
完全に来る時間ミスったなぁ…笑
集合の40分前を指す腕時計を見ながら、俺はスタジオに入った。
.しゃるろ.
お疲れ様で…
.かなめ.
…………
余程気圧に弱いんだろう、今日のかなめは眠っても眠っても眠り足りていないように感じた。
俺はとりあえずソファの横にいくつか置いてあるスツールに腰を下ろして、ToDoリストを開いた。
.しゃるろ.
……?
こんなんだからかなめは一旦置いといて、もうすぐ午前中が終わるというこの時間にアルケーが作業に着手していないのは、稀…というかほぼ有り得なかった。
.しゃるろ.
……、
胸元の変なざわめきが妙に引っかかる。
こういう嫌な予感、外れやすいから嫌いだな。
【うるみや side】
スタジオへの階段を登る。
たかだか2階だからと舐めてかかったはいいものの、とにもかくにも膝が痛い。
なんで俺ってこんなに気象に弱いんやろ、幼少期からそこまで気圧に弱い人と出会ってこなかった俺はずっとそう思っていた。
.うるみや.
お疲れs
.しゃるろ.
しーっ!
.かなめ.
…………
.うるみや.
……っ笑
かなめのこんな姿見たら、あの頃の自分がアホみたいで。
もっと辛い人ようさんおるで、そう伝えたくなった。
「一旦外出て話さん?」
LINEを見るなりしゃるは笑い、スマホをカバンに入れてスツールから立ち上がった。
@廊下
.しゃるろ.
お疲れお疲れ
.うるみや.
おつおつ
.うるみや.
……え、かなめ可愛くない?笑笑
.しゃるろ.
正直まじて可愛い
.うるみや.
被害者さんには申し訳ないけど、独り占めやなっ笑
.しゃるろ.
性格悪〜!笑笑
.しゃるろ.
…てか、うるは平気なの?
.うるみや.
んー、まあ?
.うるみや.
ゆーて歩けないほどでもないし、激しく動かしたらちょっとキツイかなぁくらいやから!
.しゃるろ.
んー、無理は禁物だよ?
.うるみや.
そりゃもちろん
.うるみや.
もしいけたら座って収録さしてもらおかな…、
.しゃるろ.
その方がいいと思う
.うるみや.
みんな来たら言ってみるわ
.うるみや.
ようさん心配してくれてありがとうな
.しゃるろ.
ぜーんぜん!
.しゃるろ.
てか、他のメンバーも来ないかなぁ…
.うるみや.
せやね、誰かもうすぐ来るんちゃう?
.しの.
どぅれ〜| •,,)
.うるみや.
おつっ笑笑笑
.しゃるろ.
おつかれ…ッ笑笑
.しの.
ねぇなんでそんな2人して笑うのさぁ!
【しの side】
階段をあがってきたら、何やらお笑い組の声がする。
.しゃるろ.
てか、他のメンバーも来ないかなぁ…
.うるみや.
せやね、誰かもうすぐ来るんちゃう?
そんな会話が聞こえた。
どうやらメンバーをお望みらしいので、エレベーターホールの所から廊下にひょこっと顔を出してみる。
2人はこっちを向いて話していたから、俺が顔を出すなり開幕早々爆笑だった。
.しの.
…ってか、なんで2人は廊下にいるわけ?
.うるみや.
ん、ドアほんの少し開けて向こう覗いてみ
.しゃるろ.
いいもの見れるよ?
.しの.
ほぉ〜?どれどれ…
.しゃるろ.
あ、静かにね?
.しの.
分かった…
俺は恐る恐る扉を開けて、隙間から向こうを覗いた。
.かなめ.
…………
.しの.
っ!!
思わず息を飲んだ。
なんだあの天使は。
恐る恐る扉を閉める。
.しの.
…かわいい
.うるみや.
やろ!?笑笑
.しゃるろ.
あー、でもそろそろ収録時間近くなってきたし起こした方がいいかも…
.うるみや.
まじ?
.しの.
んー、まぁとりあえず起こそ
今度は躊躇なくスタジオの扉を開ける。
.かなめ.
…………
.うるみや.
…起きやんなぁ
しゃるがかなめに近づいていって、優しく身体をさすりながら声をかけた。
.しゃるろ.
かなめ〜、収録だよ〜
.かなめ.
…………
.うるみや.
うっそやろ
その時、廊下の向こうから歩いてくる音が聞こえた。
.甘夢れむ.
お疲れ様で〜す
.しの.
れむ!
.うるみや.
おぉおつおつ、ちゃんと寝たか?
.甘夢れむ.
まあ何とか?
.甘夢れむ.
朝より幾分マシにはなったよ
.しゃるろ.
なら良かった〜
れむはスツールに荷物をおろした後かなめに近づいて、少し長めのネイルで躊躇うことなくかなめのほっぺをつねった。
.甘夢れむ.
か〜な〜め〜
.甘夢れむ.
起きろ〜、収録するよ〜
.かなめ.
……ん゙ぅ、ぃ゙たいッ…
.かなめ.
やぁめろ、ばかぁっ…
微睡んだまま、猫撫で声で拙く喋るかなめ。れむの手をにぎにぎしながら、必死につねるのを止めるよう言っている。
普段のドSはどこへやら。これがギャップってやつか。
く〜ッッ、ぐう尊((
.かなめ.
はあ゙、もぅ……
.甘夢れむ.
どうした?
.かなめ.
なんでまだ眠いの…‪💢‬‪
不機嫌そうにほっぺを膨らますかなめ。
幼児退行だろうか、どうやら自分の不調が気に食わないらしかった。
.しゃるろ.
ん〜、辛いねぇ…嫌だねぇ…、
.うるみや.
お前は保護者か
.甘夢れむ.
収録頑張れそ〜?
.かなめ.
…頑張る、
.甘夢れむ.
ん〜!えらいえらい!
れむはそう言ってかなめの頭をわしゃわしゃと撫でた。
せっかくの七三分けが台無し…笑笑
【NO side】
.ARKHE.
お疲れ
.うるみや.
あ、アルさん来た!
.しゃるろ.
おつかれ〜!
.甘夢れむ.
あ、アルさん…、
.しの.
お疲れ様!
.かなめ.
あるけーだぁ
.ARKHE.
ん、なんかかなめテンションおかしくねぇか?
.しゃるろ.
それが‪‪✍️‪‪✍️🦌🦌で…(cut)
.ARKHE.
なるほどな、
.ARKHE.
じゃあ、かなめが収録できそうになったら始めるか
.甘夢れむ.
あ、その前に…ケー、ちょっといい?
.ARKHE.
おう

@廊下
.甘夢れむ.
……その、さ、
.甘夢れむ.
日曜日は、ほんとごめんッ
.甘夢れむ.
甘夢、強く言い過ぎちゃって…、
.ARKHE.
あぁ、その事か
.ARKHE.
かなめも言ってたけど、これは本当に100俺が悪ぃから…笑笑
.ARKHE.
あんまり気負わないでくれ、俺は全然気にしてないよ
.甘夢れむ.
…ならいいんだけどさ、
.ARKHE.
本当にごめん。ちゃんと納期守るようにします。
.甘夢れむ.
…期待してるよ?笑
.ARKHE.
任された!
.甘夢れむ.
ほんと、それだけ
.甘夢れむ.
…なんか顔色悪くない?大丈夫?
.ARKHE.
ん、朝から頭が重くてな…多分寝不足だ、気にするな
.甘夢れむ.
んー、無理は厳禁だよ?
 

@スタジオ
.かなめ.
あ、戻ってきた
.ARKHE.
かなめ、体調は…?
.かなめ.
もう大丈夫かな
.ARKHE.
それじゃあ収録の準備するか
.うるみや.
あ、ごめん
.うるみや.
その事なんやけど、うるみやちょっと足痛くてさ
.甘夢れむ.
ああ、今朝言ってたね…万一をとって椅子に座ってやる?
.うるみや.
言いたいこと全部言われたんやけど俺どうすればいい?←
.甘夢れむ.
先回りしすぎたな←
.しゃるろ.
とりあえずこの椅子でいいんじゃないかな?
.しの.
かなめは立ち録りで大丈夫そう?
.かなめ.
ん、やばくなったらその時また言うわ
.うるみや.
おっけー、じゃあ始めるか!
.かなめ.
……?
【ARKHE side】
.かなめ.
……?
かなめが俺を見て首を傾げたような気がした。
正直、察されると嫌なんだよな。
何となくあった頭の違和感は、今や頭痛となってじわじわ俺を苦しめていた。スタジオの電気、みんなの愉快な喧騒、その全てがやけに煩わしく感じた。
.うるみや.
ん゙ん゙っ、
.うるみや.
うるみや!
れむと話してスタジオに戻ってから、頭の片側のこめかみ周辺に小さな針をぷつぷつ刺すような痛みに襲われていた。
.しの.
しの!
でも、大したことないし、かなめの方が辛そうな今言い出すことでもないと思った。俺が我慢すればいい、それだけ。
……。
.甘夢れむ.
ケー?
.ARKHE.
あッ、
.かなめ.
ちょっと止めるね…
.ARKHE.
すまない、ボーッとしていて…、
.しゃるろ.
大丈夫?
.うるみや.
ちゃんと集中しぃや?笑
.しの.
大丈夫そうなら次(もうワンテイク)行きたいんだけどいいかな?
.ARKHE.
ああ、本当ごめんな、
だめだ、考え事は喋らなくても良くなった時にしよう。
そうしないと、また迷惑やら心配やら色々かけてしまう。
.かなめ.
じゃあ入れまーす
.かなめ.
3、2、…、
.うるみや.
うるみや!
.しの.
しの!
.ARKHE.
ARKHE!
.かなめ.
かなめ!
.甘夢れむ.
甘夢れむ!
.しゃるろ.
しゃるろ!
CRXV
クロノヴァでーす!!
【うるみや side】
.うるみや.
は〜い!で、今回これ実は………
座ればマシになるだろうと考えていた膝の痛みは、立ち話をしていた時より随分良くなっていた。
しかし、これからいよいよ雨でも降るんだろうか、俺の膝の様子は普段と比較するとあまり芳しくはなかった。
.しゃるろ.
ーーーーー
.しの.
ーーーーー
.かなめ.
……、(パチパチ)
かなめも案の定開いたり閉じたりの回数が増していて、明らかに眠そう。
しかし、
.ARKHE.
……、
問題は隣に立っているこいつだ。
さっきからやけに髪を耳にかける仕草が目に留まる。
それをよ〜く観察をしてみるとどうだ、髪を耳にかけた手の人差し指は、毎回のように最後にはこめかみを抑えているではないか。
.うるみや.
(あるけって気象病持ってんねや…初めて知ったわ)
薬があんならええけど。
【ARKHE side】
.ARKHE.
ーーーーーッ
ズキッ
ズキッ
俺の脈動に合わせて片側のこめかみにやってくる刺すような痛みは、時を追う毎に酷くなっていった。
困ったことに頭痛薬は持ってきていないから、さっきから髪の毛を耳にかける仕草のついでに指で軽くこめかみを抑えるのを繰り返している。
やかましいのは十二分に承知しているが、正直俺はかなり限界を迎えていた。
.ARKHE.
ッ、ふぅ…
右袖を下に2回引っ張られた。
.ARKHE.
引っ張ったのは、うるみやだった。
.うるみや.
大丈夫?(口パク)
.ARKHE.
っ……
大丈夫じゃない、と言いたい。
でも、これで迷惑がかかると思うと……
.かなめ.
……、(凝視)
.かなめ.
一旦止めるね
ズキッ
.甘夢れむ.
かなめ…?
ズキッ
.甘夢れむ.
なんで止めたの?
ズキッ
.かなめ.
んー、キリが良かったから
ズキッ
.しの.
……嘘だ、いつものかなめならそんな事しない
ズキッ
.しゃるろ.
んー、体結構辛い?
 
ズキンッ
.ARKHE.
ぐッ、
急に酷い痛みに見舞われた衝撃で、小さく声を漏らしてしまった。完全にやらかした。
ギュッと目を瞑っていても、みんなの目線が俺に集まるのが分かった。
.甘夢れむ.
あるけ…?
.かなめ.
あるけ、体調大丈夫で…
ズキンッ
.ARKHE.
ゔッ、
酷い頭痛を前に無防備で耐えられるはずもなく、俺は遂にスタジオの床にしゃがんでしまった。
.かなめ.
あるけッ!
.うるみや.
えぇ、ちょっ、おいッ!
ズキンッ
.しゃるろ.
あるけ、聞こえる…?
ズキンッ
.かなめ.
馬鹿っ、とりあえず薬探すぞ
ズキンッ
.しの.
あるけ…?生きてる…よね?
ズキンッ
.甘夢れむ.
ケーのカバンにないなられむの常備薬でも…
ズキンッ
.ARKHE.
ふ…ぅ゙、
ズキンッ
.甘夢れむ.
ちょッとれむ達買い出し行ってくるッ、
.うるみや.
雨気ぃつけや〜!
…座っているのも辛かった。
周りの声がどんどん聞こえなくなり、脈動に合わせて呼吸するようにやってくる激痛に耐えられなくなった。

しゃがんだままの俺の体がどんどん傾いているのに気がついたのは、既に手遅れくらいになってからだった。
まずい、このままだとさらに横に倒れるッ…
ズキンッ
.ARKHE.
……?ッ、
思い描いていた体への衝撃はやってこなかった。
.かなめ.
危なっかしいな、
ズキンッ
.かなめ.
ちょっと持ち上げるぞ、頭痛増すけど許せ
ズキズキッ
.ARKHE.
〜〜ッ、
一瞬だけかなめに姫抱きされたかと思えば、俺はソファに横たえられた。
.うるみや.
アルさん、アルさん、
ズキンッ
普段はあまり聞かない、うるみやの低音。
それが、今はすごくうるさくて、でもすごく心地よかった。
.ARKHE.
ん゙ッ、
ズキンッ
.うるみや.
頭痛薬飲もう、少し起き上がれる?
.ARKHE.
っ……、
ズキズキッ
.ARKHE.
い゙ッ、
.しゃるろ.
辛いな…、
途中からは、しゃるろが背中に手を添えてくれていた。
.うるみや.
ど?薬飲めそう?
ズキンッ

どうしてだろう。
耐えない頭痛の傍で、喉の奥から何かがせり上がってきているのは確かだった。
.ARKHE.
……ッ、無理っかも…ッ、
.ARKHE.
な…か、きもち…わるッ、
.かなめ.
うるみや、これ
.うるみや.
ん、ありがとな
.うるみや.
あるけ、これ。ゴミ箱
.うるみや.
ここでうるみや持っとくから、出してええよ
.ARKHE.
や゙ッ、…汚い、から…ッ、
.しゃるろ.
そんなの気にしなくていいんだよ?
.ARKHE.
め゙ッ、ゎく…でッ、
.かなめ.
誰もそんなこと思ってないよ
かなめは俺の頭を優しく撫でてくれて、しゃるろは俺の背中をさすりだした。
それは、もう喉奥のすぐそこまで迫っていた。
.ARKHE.
ぁ゙ッ……ゔッ、(ゴクッ)
.うるみや.
あほ、飲んだらあかん
.かなめ.
…ちょっと酷な事するよ
.ARKHE.
ッ、なに、
.かなめ.
あるけ、口「あー」って開いて
.ARKHE.
……あー、
.ARKHE.
ッ!?、ぁえ゙ッ
かなめは躊躇なく俺の口の中に人差し指を突っ込んで、俺の舌根をグッと下に押し下げた。
だめだ、吐く。
.ARKHE.
ぅ゙ッ、げぇ゙ッ…
.ARKHE.
げぽっ…お゙ぇ゙ぇっ、ゲホッ、ぉえ゙っ……
.ARKHE.
げほっ、ゴホゴホッ、
.ARKHE.
ぅ゙ッ、えっ…お゙ぇえ゙ッ……
1度吐いてしまえばあとは楽で、意外とすぐ吐き気は治まった。
.うるみや.
……平気そう?
.ARKHE.
ん゙……へーき、
.うるみや.
口ゆすぎ、あと一口飲んどいて
うるみやが差し出したペットボトルから水を少し口に含んで、軽く口をゆすぐ。その後水をひとくち飲んだら、うるみやは優しく笑って頭を撫でてくれた。
.ARKHE.
すまないッ、汚いところ見せた…っ、
.ARKHE.
かなめも…ッ、本当にごめんッ、
.かなめ.
いやこちらこそごめんな、あんな無茶な真似して
.かなめ.
俺ちょっとこれ処理してくるわ
.しゃるろ.
ありがとう、
.しの.
たのもー!
.しゃるろ.
おぉナイスタイミング
.甘夢れむ.
吐いちゃった?
.うるみや.
うん、ついさっきまで
.しゃるろ.
でもなんでそれを…
.しの.
かなめとすれ違ったんだよね
.しゃるろ.
あ〜、納得
.甘夢れむ.
どう、ゼリーひと口だけでも食べれたりする?
.ARKHE.
多分大丈夫だと思うけど…分かんね、
ズキンッ
.ARKHE.
ゔ、
.うるみや.
まだ吐きそ?
.ARKHE.
あぁいや、頭痛いだけ…ッ
ズキンッ
.ARKHE.
…ひと口くらいなら、食べられると思う
.甘夢れむ.
よし!偉いぞあるけ〜
れむはかなめの時のように俺の頭をぐしゃっと撫でてから、飲料ゼリーの蓋を開けて渡してくれた。
ズキンッ
.ARKHE.
ッ……
…あ、意外と行けるもんだな。
ズキンッ
.ARKHE.
……(もぐもぐ)
.しの.
全然普通に食べてるんだけど
.しゃるろ.
まあちゃんと食べるに越したことはないしね
ズキンッ
.ARKHE.
ッ……(もぐもぐ)
.ARKHE.
…あ、食べ終わっちゃった
.しの.
嘘でしょこの人!?
.甘夢れむ.
よく食べました💮
.うるみや.
ほい、これ薬。飲めるか?
.ARKHE.
おう……ゴクッ
.しゃるろ.
あっさり行くねぇ
.うるみや.
…今割と楽そうやから聞くけどさ
.うるみや.
なんで来た時に言ってくれんかったん?
.甘夢れむ.
…同感、
.甘夢れむ.
れむも聞いたよね?
.ARKHE.
…いや、そのさ…
.ARKHE.
朝起きた時からなんとなく頭重いなって感じで
.ARKHE.
でも、低気圧でここまでなったこと無かったから、普通に寝不足かと思ってさ
.ARKHE.
ここに来た時、かなめも本調子じゃなかったろ?
.ARKHE.
だからなんか…言うにも気が引けたって言うか
.ARKHE.
気圧にやられるのも頭痛で吐くのも初めてでさ
.ARKHE.
変な話、
.ARKHE.
自分でも未だ理解追いついてない…みたいな?
.うるみや.
あぁ…初めてやったんか
.うるみや.
すまん、てっきり元から持ってるもんやと
.かなめ.
それは申し訳ないねぇ…笑
.甘夢れむ.
ん、おかえり!
.かなめ.
ただいま…
.かなめ.
ごめんなあるけ、余計言いづらくさせてたね
.ARKHE.
いや、かなめは悪くねぇからっ!
.うるみや.
あんま声張り上げやんとき
ズキズキッ
.ARKHE.
ッ〜、
.うるみや.
言わんこっちゃない
.しゃるろ.
…一旦収録は別日に続き録るでもいいかな?
.しの.
おっけー!
.しゃるろ.
よし、じゃあこの場は一旦解散にして、かなめとあるけは一緒に寝といたら?
.しゃるろ.
ソファ広いし
.ARKHE.
俺もそれがいいと思う、
.かなめ.
……は?
.しの.
眠そうなの案外わかりやすいよ?
.かなめ.
っ…恥ずっ///
.うるみや.
な?寝ときや
.かなめ.
わぁった、
.しゃるろ.
俺帰るね
.しの.
俺も!
.甘夢れむ.
みんなお大事にね〜
3人は廊下の向こうに消えていった。
.かなめ.
……うるみやは?
.うるみや.
ゆーて俺も足痛いし、気圧安定してきたら行こうかなぁ思って
.かなめ.
あぁ、お大事にね…?
.ARKHE.
いいから早く来いよ、
.かなめ.
じゃあ、お言葉に甘えて
.ARKHE.
ん、ちゃんと休めよ…、
.かなめ.
早く良くなれよ…、
【うるみや side】
.ARKHE.
…………
.かなめ.
…………
.うるみや.
眠るの早ない?
.うるみや.
あ、毛布かけな風邪ひくで
パサッ
近くにあった毛布を手に取って、起こさないように2人の上からそっとかける。
.うるみや.
……、
ARKHEに至っては薬が効いてきたんだろう。
2人とも、すごく楽そうな顔で向かい合っている。

2人がお互いのことを想ってるのを、俺は確かに聞いた。
ぶっきらぼうでも、張り合ってても、いつだってこういう時は結局お互い様だ。

本当は、そんなに嫌いでもないくせに。
.うるみや.
可愛ええなぁ…笑
紅瀦こんぶ(小説主)
おかえりなさーい!
.ARKHE.
んだこの駄作
.かなめ.
これじゃ俺もメインみたいなもんじゃねーか
紅瀦こんぶ(小説主)
いや、自分頭痛いのと眠くなる人だからさ…書きやすくて(´>∀<`)
.かなめ.
F**K
紅瀦こんぶ(小説主)
えー、導入部が200字台、「おかえりなさーい」抜きで7600字台…
.うるみや.
正真正銘の7000越えやな
.しゃるろ.
えぐぅ…読むの大変だよこれ?
.しの.
うちの紅瀦がすいません…
紅瀦こんぶ(小説主)
酷くね??
.甘夢れむ.
まあでも実際そうだよね…笑
紅瀦こんぶ(小説主)
泣いちゃう


現在リクエストたくさん頂いてます!本当に本当にありがとうございます😭✨
ただ、前回あった通り以前張ったかなめさんの伏線を回収していない為、一旦!一旦そっちを回収します!
リクエストにお応えできるまで暫し時間はかかりますが、何卒ご理解の程よろしくお願いいたします。
紅瀦こんぶ(小説主)
それじゃ!
紅瀦こんぶ(小説主)
ばいばーい!

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