仕事が終わった後はすぐに家に帰ってお風呂に入った
お風呂に入ると仕事の疲れが吹っ飛んでいく感じがする
お風呂から上がるとなぜかむしょうに甘い物が食べたくなったからコンビニへ行った
適当にアイスやらチョコやらをばんばんかごに入れていって買った
ぱんぱんのコンビニ袋を持って家に帰るところだった
家の扉の前にいるはずのないうらたさんがいた
うらたさんは私の家のインターホンを押してそわそわしている
正直会いたくない
仕事場ではあまり思わなかったけど、仕事以外で会うとすごく気まずくなる気がしたするからだ
どうやってうらたさんから逃れようと考える
だけどその間にも袋の中のアイスが溶けてしまう
私は勇気を持って話し掛けた
私が話し掛けるとうらたさんはパッと私の方を見てびっくりした顔を見せた
そうして私は家の中にうらたさんを入れた
なにを言われるか分からず不安で頭がいっぱいになっている
できるだけ早く帰って欲しい……
私はうらたさんを椅子に座らせて緑茶を出した
改めて思ったけどうらたさんからはなんかお酒の匂いがする
胸がすごくドキドキして痛い
そしてうらたさんは思ってもいなかった言葉を発した
思わず声に出して言ってしまった
突然言われた言葉に私は頭を真っ白にしてしまう
そして視界がぼやぼやしてくる
なにを考えているか分からない彼のことが怖くなった
うらたさんは真剣に私に話し掛けてくれるけど、頭が真っ白な私には全く話が入ってこない
その私を心配してかうらたさんは私の名前を連呼した
うらたさんが連呼してくれたおかげで現実世界へと引き戻された
心の瓶が不安と疑問でいっぱいになる












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。