あなたside
ここ…どこ?
あの後からずっと、暗い空間の中をさまよっていた。
誰もいない。音もしない。何一つない暗い空間。
…なのに、奥に微かに何かが光ったように見えた。
あれは、何…?進んでも進んでも近づいてない…?
わからない、わからない…
突然誰かに話しかけられた。
そして、急に明るい空間に飛ばされた。
声が震えながら目の前にいる母に飛びついた。
母はいつもの微笑を顔に浮かべてそう言った。
誰の声…?誰かの声が聞こえる
イフ、リート先生の、声…?
その瞬間、母にとんっと押されて、求めていた光の奥底までふわりと体が落ちていった。
目が閉じていく。不思議な感覚。
体はふわりと落ちていく中、私の涙だけは、母の元へ戻ろうとしていた。
イフリートside
ツムルも僕も焦りながらあなたさんを保健室まで運んだ。
ツムルがずっと魔術を使ってくれている。
相当消費しているだろう。あとで何か奢っておこう、
その最中、僕は祈ることしかできなかった。
アンケート
えっ、できてる?
できてるよぉ!
87%
うーん、できてないねぇ…
11%
もうとっくのとうに見てるよぉ!
3%
投票数: 38票












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!