ナイトメアが去った後も、空気はまだ少しざわついていた。
闇の裂け目が消えたというのに、あの黒い触手の冷たい気配、色気、好きだけが、まだ肌に残っている気がする。
私は――息をついて、緊張しすぎて膝から力が抜けそうになった。
私の名前を呼んだドリームの顔は、イメージのやわらかい雰囲気ではなかった。
困惑と、警戒と、そしてほんの少しの驚きが混じっている。
いきなりの鋭い問いに、一瞬言葉が詰まる
いつもの優しい彼からは想像できないほど、真剣な声。
それは責めるようなものではなく――でも、私を逃がさない強さがあった。((でもそこがかっこi((殴
私は少しだけ息を整えて、正直に話すことにした
3人が同時に、目を見開いた。
ドリームはしばらく沈黙したあと、もう一度、静かに私を見た。
私は視線を落とす。
あのときの気持ちを思い出す――ひとりぼっちだった日々。誰にも理解されなかった毎日。
インクもベリーも、しん、と黙った。
少しだけ、喉がつまる。
でも、涙は流さない。
これは――私にとって、本当の“はじまり”の話。
ドリームは、ふっと目を伏せた。
3人の顔に、ようやく笑顔が戻る。
その言葉に、驚きと喜びが混ざった
私は、ゆっくりと頷いた。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。