第4話

第3話 「きみは何者なの?」
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2025/07/13 00:02 更新
ナイトメアが去った後も、空気はまだ少しざわついていた。

闇の裂け目が消えたというのに、あの黒い触手の冷たい気配、色気、好きだけが、まだ肌に残っている気がする。

私は――息をついて、緊張しすぎて膝から力が抜けそうになった。
ドリーム
「……あなたちゃん」
私の名前を呼んだドリームの顔は、イメージのやわらかい雰囲気ではなかった。
困惑と、警戒と、そしてほんの少しの驚きが混じっている。
ドリーム
「……どうして、“兄さん”のことを知ってるの?」
あなた
「えっ……」
いきなりの鋭い問いに、一瞬言葉が詰まる
ドリーム
「君の言葉……“推し”とか、“ヴィランなのに英雄だ”とか
君は……どこから来たの?なぜ兄さんを“知っている”の?」
いつもの優しい彼からは想像できないほど、真剣な声。
それは責めるようなものではなく――でも、私を逃がさない強さがあった。((でもそこがかっこi((殴
インク
「たしかに!もしかして、Player?」
ベリー
「むぇ!?夢主はほんとに“ただの人間”なのだ?」
あなた
(……そりゃそうだよね、メアたやのこと知ってて、“メア様”とか呼んでたら……)
私は少しだけ息を整えて、正直に話すことにした
あなた
「私は……たぶんPlayerだけど..今は違うよ!。
私達、いわゆるPlayerの世界では、あなたたちのことが“物語”になってて。
ナイトメアの過去も、あなたとの関係も、全部……読んだり、見たりしてたの
とゆうか元の世界の帰り方もわからない」
3人が同時に、目を見開いた。
ドリーム
「……物語、になってる?」
インク
「それめっちゃ面白そう!!てかそれ“創作AU”の源じゃん!」
ベリー
「それじゃあなたは、未来人とか預言者とかそういうのなのか!?」
あなた
「そういうすごい人じゃないよ。ただのオタク、というか……“ファン”みたいなもの」
ドリームはしばらく沈黙したあと、もう一度、静かに私を見た。
ドリーム
「君は……兄さんのことを“救われた”って言っていたね。
あれは、どういう意味だったの?」
私は視線を落とす。
あのときの気持ちを思い出す――ひとりぼっちだった日々。誰にも理解されなかった毎日。
あなた
「……私も、昔少し……いじめられてて。
孤独で、誰にも気づいてもらえなくて……
自分なんて、いなくなったらいいんだって思ったこともあった」
インクもベリーも、しん、と黙った。
あなた
「でも、ナイトメアの過去を知ったとき……
“あ、この人も……一人だったんだ”って。
闇に堕ちたけど素敵だなって思ったんだ。
闇があるから光がある。
それを見て、私はかっこいいな、とかすごいなとかメア様を生きる希望だって……思った」
少しだけ、喉がつまる。
でも、涙は流さない。

これは――私にとって、本当の“はじまり”の話。



ドリームは、ふっと目を伏せた。
ドリーム
「……兄さんをそう言ってくれる人、初めて見たよ。」
インク
「ナイトメアが、君の名前を聞いたの……なんかわかる気がする」
ベリー
「……うぅ、なんか……あなたは思ってたより、すごい子でか頑張りやさんなのだ……!」
あなた
フフ))「私、すごくないよ。ただの……“推しのために、命がけで転がってきたファン”」
3人の顔に、ようやく笑顔が戻る。
ドリーム
「君が“誰なのか”は、もうわかった気がする。
……家に帰る方法が見つかるまであなたちゃん、もしよかったら、ここで一緒に過ごしてみない?」
その言葉に、驚きと喜びが混ざった
あなた
(…推しがいる世界で……私、生きていけるかな?).
↑尊死しそうだった人
私は、ゆっくりと頷いた。

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