すごい顔がかっこいい子だなぁ、
私の隣って、窓なんだけど…
私がなぜこんなに驚いているかというと…
私が陰キャだったから、
それほど話が続くことはなかったけど、
仲は良くなっていった。
そして、私はこの時、彼を好きになった。
初めて、笑顔に撃ち抜かれた。
眉尻を下げて、優しく思いっきり笑う。
私はぼーっとしながら彼の笑顔を見ていた。
かっこいいから、
私なんかが付き合えることはないんだろうけど
初めて見た目で人を好きになった。
彼はとても面白くて、
優しくて
頭もいい。
でも、私は…要らないプライドを背負っていたから
好きなのも相まって
余計に、落ち込んでしまった。
ある日、先生が話を聞かない私達に向けて…
怒っていた。
ちゃんと話を聞くように、
そう言われているだけなのに
私の、必要のないプライドが
怒られることを許さなかった。
もともと厳しい先生だったけれど、
この日に限って爆発してしまっていた。
そのせいで、私は泣いてしまった。
泣いてるのがバレたくなくて、
必死に涙を拭き取ったり耳を塞いだりした。
それでも…
周りにバレるとともに私の涙はエスカレート。
泣いてる顔や声を見せたくなくて、答えられない。
そのことにまた泣いてしまって。
…そのまま、授業が終わってしまった。
席が遠い関係で、何も知らない友達は
普通に話しかけてきた。、
やっぱり、彼は優しい。
もっと甘えたくなってしまう。
そして、私の好きな笑顔で
と言ってきた。
そして私は小走りで帰った。
…好きになりたいのに
なったらいけない…
…ずるいよ。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!