そんな歪んだ恋心を隠して、気がつけばミドルスクールを卒業していた
あなたのことを忘れようと必死だった
そうじゃないと、この狂った想いをどこかにぶつけてしまいそうだったから
そんな毎日の中、ハイスクールで俺は変わっていった
いわゆる不良とつるむようになっていたんだ
スマホに映し出された隠し撮りの写真
そこに写ってたのは間違いなく、あなただった
思わず思考が停止した
咄嗟に嘘をついた
コイツらが早くあなたから興味が無くなることを願った
でも、俺の予想と反して事態は動き出した
適当にやったフリさえすれば、きっとコイツらもごまかせる
そんな単純なことを考えた俺がバカだった
誤魔化せた、そう思ってた
薄暗い路地裏
バイト帰りと思われるあなたを拐ったらしい
地面には真っ青な顔で気を失っている彼女の姿
主犯であろうヤツを睨みつけた
何度も何度も何度も何度も、殴られ蹴られ続けた
口の中に血が滲んだ
それでもなお、屈することは許されない
《Next story》
#真実















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。