早原side
別に、ズルしてる訳じゃないし、
ただ、耳がいいだけ。
それを話すだけだけど、
今まで普通のフリをしてたのに
それを明かすのって
恥ずかしいというか、
罪悪感というか。
それに、、
いいや。
ただ、言うだけ。
大丈夫。
ガチャ))
なんか、甲斐さんがベッドの上で正座してる
しかも、なんか敬語だし
ほんとに、この人は
甲斐さんと俺は同時に吹き出した
変に緊張してた俺は自分のベッドにドカッと座る。
甲斐さんは崩しかけていた正座を
もう一度しっかり座り直した。
この人は優しい人だ。
凄い俺の表情を見ながら聞いてくれる。
甲斐さんの目を気にしてしまう。
純粋にバレーボールをしてる人に
後ろめたい気持ちになる
この時間が嫌いだ。
人に自分のことを教えるこの時間が。
俺は別にズルしてる訳じゃないしッ
でも、
「あぁ、だからか」
って顔されるのが、
安心したような、ほっと息を吐くのが
才能の差だねって、諦められるのが
俺は別にッ
この説明も何回もした
それで、こうやって笑うと
相手は安心して、俺を諦める
甲斐さんも、そういう人達と一緒か
次世代エースも、
つまんない人だ。
「なんて言えばいいかな、えっとー」って、
甲斐さんが唸り始めた。
初めてそんな言葉言われた
正直だな。この人











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。