第43話

# 042
1,444
2026/02/28 11:00 更新







lrn
 んじゃ、次何欲しい? 
izm
 … え? 
lrn
 なんでも取るって約束したし 
izm
 あ、そっか 







  チョコのお菓子に、クマのぬいぐるみ

  数はたったの2つだけど











izm
 … もう十分かな 



 





  その2つの重みは、たとえ景品が1000個あっても
  足りないほどの価値があると私は思った













lrn
 十分マ?1時間くらい
 永遠とやらされるかと思ってたわ 
izm
 … やりたいなら別にいいけど? 
 じゃあまずはあのフィギア12個取って 
lrn
 嘘です。すんません 
 






  その即答に笑みを漏らしながらも、
  2人でゲーセンを後にした


  ぬいぐるみを抱えて空を見上げると
  すでに日が傾いて真っ赤に染まっていた






izm
 うわっ時間早 … もう夕方? 
lrn
 やっぱ楽しいと時間早いよな 







  " 楽しい " という言葉に一瞬ドキッとした
  ローレンも楽しめてくれていたことは素直に嬉しい

  … だけど、なんだか気持ちがソワソワする






lrn
 授業はがちで体感5時間 
izm
 まじ?私は20分とかかな 
lrn
 20分マ!?お前どうしたら 
 そんなんなるん?
izm
 寝てるだけだもん 
lrn
 … ハッ w たしかにそうだわ 
 俺も寝てるし







  そんなことを話しながら
  2人で肩を並べて街の中を歩いていく


  ずっとこの時間が続けばいいのに … なんて
  ありもしないことを考えながら













lrn
 … あ 







  しばらく歩き、家のすぐ近くまで来たところで
  突然ローレンの足が止まった






izm
 … ん?どした? 
lrn
 見てあれ。くッそなつくね? 







  私の肩に手を置きながらある場所に指を差した

  その指の方向にゆっくりと視線を移す






izm
 … え、! 







  その先には、周りに家や建物が何もなく、
  ただぽつんとあるごく普通の広い公園

  でもこの場所は私たちにとって
  たくさんの思い出がつまった公園だった






izm
 まってなつすぎる
 うわこのヒビ入ってるブランコ! 
 まだ壊れてなかったんだ! 







  つい駆け出して公園の中に入っていく

  真ん中にある大きめのブランコは、
  昔と変わらずヒビが入ったままだった






lrn
 がちか!?えぐいな
 てか人全くいなくね?
 存在感の薄さも相変わらず w 







  ローレンも同じように、はしゃいだ様子で
  私の隣まで走ってくる






izm
 ねぇブランコ乗ってみてよ 
lrn
 は?絶対やだ
 壊れるだろこんなん 
izm
 いけるいける! 
 細いやんローレン 
lrn
 いや関係ねぇ〜 …
 ガキの頃よこれ乗ってたの 
lrn
 てか俺よりあなたの方が乗れるだろ 
izm
 壊れたらくそ気まずいやん 
lrn
 慰めてやるから 
izm
 惨めになるからやめろ?? 





















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