会計を済ませ、2人でカフェを後にする
ローレンはポケットからスマホを取り出して、
その画面を私に見せる
映し出された画面は、
先ほど撮ったのであろうクリームを口元につけて
間抜けな表情をしている私の写真だった
私の慌てた様子に作戦通りとでも言いたげな
表情をしている
こいつ …… !!
せっかくさっきまでスマートだったのに!!
※ 勝手に思ってるだけ
せっかく彼氏っぽかったのに!!!
※ 勝手に思ってるだけ
私の言葉に、先ほどまでの笑顔が消え去り
面白いくらいに青ざめていった
" おばさん " というのは
ローレンの母親のことで、昔よく家に
遊びに行っていたためか
今でもやり取りをする程の仲になっていた
本気で焦り始めているようだけど、
まだ口調から反省の色は見えない
その言葉を聞いてスマホをカバンに戻した
" なんでも " かぁ〜 …
なに取ってもらおっかな〜













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。