第3話

🪄 転送失敗
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2025/05/30 12:10 更新
トンッ
あなた
ここは…
私が暮らしていた洞窟やたまに顔を出していた街とは違う
あなた
発展してるというより、進化してる…
あなた
?なんだあれ?
山の上にある大きく、1番目立つ建物
随分と豪華だ
あなた
伯爵でも住んでんのか?
だったら相当金持ちだ
とりあえず行ってみるとするか…
あなた
目の前で見るとさらに迫力があるな…
お前、遅刻か?
あなた
遅刻?なんのことだ?
今日は雄英高校の入試当日だが…
あなた
ゆうえいこうこう?にゅうし?
あなた
なんだそれ?新しい魔法か?
(魔法…?)とりあえず、学生証見せろ
あなた
はて、学生証とは?
は?お前、雄英志願者じゃないのか?
あなた
だから、そのさっきから『ゆうえい』とかいうやつが分からない
あなた
詳しく説明しろ
あなた
人間
にっ人間って…
お前、本当に、雄英を知らないのか?
あなた
あぁ、知らない
視覚水晶*で見たことがある魔族のデュグナーの声に似た男に
雄英高校のこと、

ヒーローのこと、

入試のこと色々教えてもらった
あなた
…なるほど…いまいちわからないが、この世界には『個性』という『魔法』みたいなのがあるのか
だから、さっきから魔法って…
あなた
私は魔法が使える。魔法使いだからな
あなた
私がここにいるのも、その魔法に失敗したからな
失敗…?
あなた
転送魔法といって魔法陣の中に転送したいものを入れて送る魔法だ
あなた
私が考えた
考えた!?
あなた
だから私は魔法使いだ。そんなのできて当然だ
……そうか…
お前、名前は?
あなた
あなたという
あなた
魔法使いあなただ
俺は…
相澤先生
ここで教師をやってる。相澤だ
あなた
相澤ね、うん、覚えた。記憶力はいいんだ
相澤先生
そうか…それで…お前、いくつだ?
あなた
…レディに歳を聞くんじゃないよ
相澤先生
レディって…まだ15とかだろ?
あなた
…( ´Д`)=3はぁ、これだから人間は…
相澤先生
え?
あなた
さっきも言っただろう。私は魔法使いだ、そして、人間ではなく、エルフの魔法使いだ
相澤先生
エルフ…
あなた
私はお前たちよりずっと長く生きている。そんじょそこらのガキと一緒にしないでくれ
相澤先生
あっあぁ…
しかし困ったな…
私の元いた世界の転送魔法陣を知らない
あなた
どうしたものか…
相澤先生
困ってるのか?
あなた
そうだな…困ってるのかと言われたら困っている
あなた
生憎、元の世界に戻る方法がなくてな
相澤先生
そうか…なら、ここにいればいい
あなた
?どういうことだ?
相澤先生
戻れないなら、戻れるまでここにいればいい
あなた
…いいのか?
相澤先生
あぁ、校長には話しておく
あなた
ありがとう。助かったよ
相澤先生
何年ぐらいかかるんだ?
あなた
そうだね…早くて数年、もしくは数十年
相澤先生
数十年って…
あなた
まぁ、そんな長居するわけないよ
あなた
でも…ゆっくりさせてもらうよ
相澤先生
あぁ…
*視覚水晶
感覚共有の魔法をかけた動物の視覚を映す水晶
音声を聞くことも可能

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