幾世永あなたの下の名前side
浮上し始めた…そろそろか
黙り込んでしまった…
矢張り子供に耐え切れるかどうか
最近のおもちゃはすごいな
昔なんてトランシーバーといったら
目で見える距離にいたって
何を言っているか伝わりにくかったのに
工藤新一…流石と云う可きか
梯子に靴が当たる音がする
もう時間はない
哀ちゃんは私を説得しようと
魚雷発射管から降りて私の手を握った
この小さな身体に
どれ程の重荷を背負っているのか
私は知らない
だから少しでも
その顔が晴れることを祈って
私は哀ちゃんをそっと抱え上げて発射管へと戻しながら
ガゴンッ(発射管を閉じる)
カチッ(黄色いボタンを押す)
その魔法の言葉を君に
少し乱暴するとしようか
Next…












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。