俺は家に帰ってからベットに飛び込んだ
るぅちゃんが明日から俺の近くには居ないって考えると
本当に信じられない…
我慢していた涙が込み上げてきた
俺の部屋で泣いているとピロリンと着信音がなる
今は何も考えずに泣いていたかった
考えれば考えるほど辛くなることだから
でも、スマホの画面には"るぅとくん"という名前が見える
少し震えている俺の手を伸ばしてスマホを取る
LINE
るぅとくん
「りいぬ体調大丈夫?」
りいぬくん
「うん、大丈夫だよ!」
るぅとくん
「ほんと?無理してない?」
りいぬくん
「全然大丈夫だから!気にしないで」
るぅとくん
「そう?それならいいんだけどさ…」
「どうして家帰っちゃったの…?」
りいぬくん
「それは…」
るぅとくん
「僕が言える立場じゃないんだけどさ、りいぬと喋れるの今日ぐらいなんだよ…?」
りいぬくん
「分かってるんだけど…!」
るぅとくん
「だけど?」
りいぬくん
「…」
りいぬくん
「ごめん…今話出来る状態じゃなくて…後でまたLINEする…」
自分の性格にはほんとに呆れる
自分勝手で泣き虫、悩み事はすぐ隠す
こんな俺と付き合ったるぅちゃんは苦労してるだろうな…
俺が言えることじゃないけど…
ずっとLINEがなっているけど、
俺の手はスマホに伸ばそうとしない
するとインターホンが鳴った
なんとなく誰か分かるから
出ようとする気にはならなかった
だけど家に方に叫ぶ声が思ってる人と違った
涙を拭いで玄関へ向かった
ガチャ
今誰とも話したくないのに…!
何言っちゃってんの…
1人で居たかったのは本当のことだけど
心の中では、助けて欲しかったのかもしれない…
自分の性格上悩みを隠すから
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ころんside
りいぬくんの家へ僕が来た!
僕はるぅりいぬのほぼ守護神だからね
この"ほぼ"の部分ほんとに大切だよ?忘れないでね?
…というか、りいぬくんの目が腫れてる…
泣いてたのかな…?
あー、ダメだ!ダメだ!話するために来たのに…
本題に戻らなきゃ…
りいぬくんが家に帰った後
僕たちみんなで話てて、
るぅとくんがLINEしてくれた
るぅとくんだったら普通LINE見るくない?
何を話したの…るぅりいぬは…
聞いてみるか
え、りいぬくんが黙っちゃった…
聞いたらダメだったかな
それでもりいぬくんは口を開いて話そうとしてくれた
…?どういうこと…?言ってることが矛盾してる…
そういうことか…
それなら理由が納得出来るけど…
ガチャ
僕はりいぬくんの家を出た
みんな
「…」
僕は電話を繋げてりいぬくんと話をしていたのだ
もちろんみんなはりいぬくんと僕の話を聞いている
るぅとくん
「僕行かない方がいいですよね…」
さとみくん
「…るぅと、りいぬは明日見送ってくれるはず…」
るぅとくん
「そうだよね…」
電話の先でそんな声が聞こえる
りいぬくん…来てくれるのかな…
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!