俺はその日も朝から出勤した
課長である上司のチャニヒョン
俺だけでなくみんなに優しくて
俺も尊敬していた
こうやっていじっても
嫌な顔1つしないでくれた
その日は多分
たまたま仕事が同じタイミングで終わった
うちはホワイトだから
ほとんど残業する人なんかいなくて
もう周りに人なんかいなかった
なんの疑いもなくチャニヒョンと一緒に帰った
そしたら帰り道の途中で
と教えてくれたから
じゃあそっちでってなって
俺が先に狭くて暗い路地裏に入ってった
いきなり後ろからハンカチのようなもので口元を覆われ
気付いたら意識を失ってた
朦朧とする意識の中
いつもと違うチャニヒョンの顔が見えた気がした
目覚めると俺は
寒くて薄暗い部屋にいた
身体をおこして部屋を見渡そうとしても
ベットに手足を拘束されていて
身動き一つできない
しかも俺は
何も身にまとっていなかった
ギィィィ…
重い音が鳴る扉を開けて入ってきたのは
尊敬していた上司のチャニヒョンだった
光のない目でそう言われ
一気にチャニヒョンへの恐怖心に支配される
さわっ………
こうしてある日突然
俺の地獄は幕を開けた















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。