-藤井side-
俺の今日の計画。
それは、夕日を見ること。
天気、晴れ。
気温、ちょっと寒いけどしゃあない。
時間、ぴったり。
公園について、少し待ったら夕日が見える…はず。
つないでない方の手に持たされたのは貼らないカイロ。
準備よすぎやな。
お母さん、グッジョブ。
お礼言わんとな。
そう言うとる顔は、階段で初めて話したときと大違い。
キラキラしとる。
強くなったな。
ごまかすの下手くそやな。
どうごまかすのが正解かわからんな。
公園について、あいとるベンチに2人で座った。
日没まであと40分くらい。
夕焼けが発生するのはそろそろ…のはず。
見えへんってことあるかな?
なんでカッコつかんかな。
ダサくて泣けてくるわ。
思わず抱き寄せた。
かわいすぎやろ。
そんなに心の声漏れとるんか?
いつもかわええで溢れとんねん。
ほら、今も。
真っ赤な顔で照れとるあなたは誰よりもかわええ。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。