わずわらしい
戦闘総合リーダーになった人が役割の重さに固まっていた
それに対して、みんなが応援をしていた
応援に行けた人、正直いってすごい
私なんか…そう思ってしまいどんどん影へ縮こまってしまう
私は治療係だ
基本的に私が出る幕はない
でも、頭脳役まで任されてしまい、本当に嫌
私なんかバカなのに…
そんな風に影で励まされてる人を眺めていたら
ゆあん、そういう名前の人が話しかけてきた
びっくりした
学校にいたって、校外学習等を含め必ず影が薄すぎて探されていた
そんな私のことを見つけてしまったことに驚いた
そして、あまりにも反応しないから
…勘違いされてる…
そう思った瞬間、全力で首を横に振った
…自分で言っていて悲しいな…
これって自分で自分のことが影薄いっていってるのと同じじゃん…
そんな風に考え込んでいたらゆあんさんが急に私の手を取って応援されている人のところへ行った
強引に引っ張られた手を急に離され、あえなく応援されている人にぶつかってしまった
そう言い、声が小さくなっていく。
後ろをちらっと見たら、Goodサインを出して思いっきり笑っているゆあんさんがいた
そして、正面を向き奇蝶さんに名前を言う
やっとの思いで出せた言葉はしっかり届いていた
そしたら他の子も続いていって…
気づいたら沢山の人と仲良くなれていた
後ろではニコニコとゆあんさんが笑っている
正直言って今、人生で一番驚いている
少し一歩踏み出しただけでこんなに世界が広がることを
このきっかけを創ってくれたゆあんさんもすごい
そう思ってしまったんだ



















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。