第4話

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2024/05/06 11:00
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おっいたいた。あなた  ハギ
松田あなた
あ  陣平



さっきから居ないなと思っていた片割れも私達と合流する



何処に行っていたのか聞くと、「そこら辺」と返された





ふーん…と適当に流していると、陣平が私の顔をじっと見つめてきた






松田あなた
……陣平?




萩原研二
萩原研二
なになに陣平ちゃん?そんなにあなたちゃんの顔見つめちゃって!
松田陣平
松田陣平
うるせえよハギ


………なんかあったか?








ハギに茶化されても視線は逸らさず、私とお揃いの青が私の表情を見透かして私自身を見つめているようだった



心做しか心配しているようにも見える




全然、大したことで落ち込んでないのにな




実際私の不注意が一方的に悪いだけなのに


こんなに細かいことまで気がついてくれる陣平に、心が温かくなるのを感じた








松田あなた
陣平が心配するような事なんて起こってないよ


ただ、教官に初日から目付けられただけ




松田陣平
松田陣平
は?!お前初日からかよ?!





松田あなた
うわいい反応


何してんだお前!と思わず私の肩を揺さぶる陣平にケラケラと笑っていると、「何笑ってんだよ」と頬を摘まれた






松田あなた
ごめんって
松田陣平
松田陣平
心配した俺の時間返せ




松田あなた
やっぱり心配してくれたんだ?


私が気落ちしてる顔してたの、すぐ見抜いてたもんね?




その言葉にムスッと顔でそっぽを向いてしまった陣平に、ハギが「うわ陣平ちゃん照れてんの?」とからかいを入れる







当然陣平はハギの言葉にキレて追いかけっこが始まろうとしていた



いや小学生か




松田あなた
あんまり騒がしくしてると私みたいに目つけられるよ?
萩原研二
萩原研二
あ、確かに



うん そこで素直に納得するハギを憎たらしいなんて、1ミリたりとも思ってないからね私は

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