確かに言われてみれば涙の跡がなく、目も腫れていない
じゃああの音は一体…………
ぐすっ、ひっく、ずずっ
背後から泣き声が聞こえ、慌てて後ろを振り向いた
人間だ
だが、何かが違う
話し方だって途切れ途切れで目が真っ黒でハイライトがない
元からあったのかわからない皮膚が焼けたような跡が顔半分を覆っている
さっきからずっとれるくんの攻撃を避けている
見た目は明らかに人間
なのに狂ったような笑い声、こさめたちへの敵意
まるで黒魂みたいだ
黒魂には人間に化けたり人間の言葉を話せるやつがいる
しかし彼、れるくんは元は人間だろう。
昔から存在し、家族までいるのだから
じゃあ何故彼は攻撃してくるのか
答えは簡単、黒魂はきっとれるくんに取り憑いているのだろう
こういうことは初めてではない
ちゃんと黒魂だけを祓うこともできる
でも祓う系の技には力を貯めなければいけない。それまでに時間がかかり過ぎるのだ
あ、しまッ
ビュン ドッカーン
こさめは攻撃をもろに受けてしまい、吹き飛ばされてしまった
こさめを追いかけたものの体力のない俺はすぐ見失ってしまった
とりあえず佐相村まで来たはいいけど肝心のこさめが何処にも見当たらない
まああいつのことだし迷子になってると思うが(
・・・・・シーン
うん、いないな。帰ろ(
今のところ黒魂の気配もないし…………本当はいないんじゃね??
ドッカーン今の…………何の音だ、?
佐相村の人達は避難してもらってる
黒魂は人がいなければ攻撃はしない
ということはもしかしなくても───
遅くなってすいません、思ったよりハート達成が早くて(
いつもありがとうございます
Next→♡15
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。