Mizuki_
瑞稀「あ、大輝くん。おかえり」
大輝「ただいま」
将聖「……」
大輝「…将聖くん。ただいま」
将聖「あ、お、おかえり、なさい…」
って将聖が言うと、大輝くんは満足そうに微笑んで自分の部屋に戻っていった。
廉先生のお手伝いをしていたら時間なんてあっという間に過ぎていった。
いつの間にか放課後の時間になってみんなが帰ってき始めた。
颯太の事故のことがあってまだ怖がってる子達がいるみたいだから、先生たちが送り迎えしている。
湧もまだ帰ってこない。
颯太が退院するまで病院通うって言ってたから。
大輝「瑞稀」
瑞稀「ん?」
することも無くなり、俺達も部屋に戻ろうとした時。
さっき部屋に戻ったはずの大輝くんが後ろに立っていた。
大輝「今日、サボり?」
瑞稀「…うん、まぁ」
大輝「明日は行けよ。蒼弥くんめっちゃ心配してたから」
瑞稀「うん。ありがとう」
大輝「将聖くんが心配なら俺がサボるから」
瑞稀「え!?」
将聖「え…」
大輝「え…あ、そんな嫌…?」
将聖「あ、んーん…」
瑞稀「そんな距離縮まってたんだ…!将聖良かったね!」
将聖「…うん」
って頷く将聖。
その時握っていた手に少し力が入ったのがわかった。
…?もしかして、まだちゃんと仲良くなった訳じゃないのかな?
まぁ、仕方ないのかな…。
将聖、大輝くんのこと苦手っぽかったし…。
でもそんな将聖と仲良くなろうとしてくれてる大輝くんはものすごくいい人なんだよ。
そう、将聖に伝えられたらいいのにね、笑
大輝「じゃ、俺部屋戻る」
瑞稀「うん」
そう頷くと大輝くんは部屋に戻っていった。
将聖「みじゅく…ん、」
瑞稀「ん?」
将聖「ぉ部屋戻る…」
瑞稀「うん。行こっか」
そう言って俺らは自分たちの部屋に戻っていった。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。