第17話

4.5話
88
2025/12/25 23:03 更新
12月24日はクリスマスイブ、受験を前にした学生や社会人は楽しむなんて前提が当て嵌まらない者も居る。
実際、来宮厘は仕事を受けたクリスマス限定のHPにバグが発生し、その対応に追われていた
来宮厘
…………今何時だ
時計を見ると短い針は10時を示していた。あと少しで山場は越えられると予想して、一度眼鏡を外し目頭付近を押さえた。数秒が経つと眼鏡を掛け直し言語プログラムを再開した
12時を示した時計を見たのはバグ対応が終わった、つまり山場を越えたあとだった

不意に窓の外へと視線を向けると外は闇に染まっているだけで、例年通りのホワイトクリスマスは今年も見れないと思うものの特にホワイトクリスマスに拘りがある訳ではないため大した意味は持っていなかった。



そんな時だった。デスク脇に置いた携帯が震えた
画面に映し出された名前は「赤葦京治」だった
来宮厘
…こんな時間まで起きてるなんて珍しい
通話を繋げると無表情気味だった顔が優しい表情に変わり、声を出した
来宮厘
もしもし…京治どうしたの?
赤葦京治
ぁ、えっと…仕事終わったかきになってしまって
来宮厘
終わったよ。今からご飯食べるよ
赤葦京治
そうなんですか
来宮厘
京治は親御さんと美味しいご飯食べれた?
赤葦京治
はい。でも、明日は厘さんの家で夕飯食べるのが…楽しみで落ち着かなくて
来宮厘
…そっか笑俺も明日京治と食べるの楽しみだよ
来宮厘
ねぇ、京治
赤葦京治
なんですか?
来宮厘
好きだよ
通話越しに息の詰まった音がした気がして、その後直ぐに「俺も好き、ですよ」そう小さく返ってきた
その後は他愛のない話を少しして、おやすみと言って通話を終えた





25日は自宅で京治と一緒に夕飯を食べ、プレゼントを渡したりなどして楽しく過ごした

照れながらも渡してくれたプレゼントは大切に使うと誓った

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