第9話

8 幼児化した組織の一員⑧
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2025/01/19 02:00 更新
阿笠博士
阿笠博士
いやースマンスマン!!
阿笠博士
阿笠博士
最近パソコン通信に凝っておってのー電話回線がふさがっておったんじゃ!
灰原哀
灰原哀
(…そう博士は死んでない…
でも案の定彼はおどろいてるのね…)
灰原哀
灰原哀
ただいまー
阿笠博士
阿笠博士
あぁおかえり哀君!
阿笠博士
阿笠博士
どうじゃった学校は?
灰原哀
灰原哀
結構楽しめたわ…
江戸川コナン
江戸川コナン
あのガキハメやがったな…
灰原哀
灰原哀
(…クス…)
阿笠博士
阿笠博士
まぁまぁワシン家の番地。知らんかった新一くんもうかつだったわけだし
江戸川コナン
江戸川コナン
知るわけねーだろ?
隣の博士に物を送ったことなんてねーんだから
年賀状も手渡しだったし…
灰原哀
灰原哀
(…それなら知らなくてもおかしくないってことね…)
江戸川コナン
江戸川コナン
それより何だよ、あの灰原って子?
阿笠博士
阿笠博士
あれ?彼女に聞いておらんのか?
阿笠博士
阿笠博士
黒ずくめの仲間で君と同じ薬を飲んで小さくなったって
江戸川コナン
江戸川コナン
え?
灰原哀
灰原哀
(…そう私は…黒ずくめの元仲間…薬を飲んで体が幼児化してしまった…)
阿笠博士
阿笠博士
変じゃのー自分で言うから君には黙ってくれといっとったのに…
江戸川コナン
江戸川コナン
ち、ちょっと待ってよ…博士…
阿笠博士
阿笠博士
あぁ『灰原哀』って名前なら名探偵の名前をもじってワシと彼女の二人で考えたんじゃ!
阿笠博士
阿笠博士
灰原の『灰』はコーデリア・グレイの『グレイ』!
『哀』はV・Iウォーショースキーの『I』!
わしは『哀』より『愛』の方がかわいいって勧めたんじゃが、
灰原哀
灰原哀
(…そう私は裏切り者…誰かを本気で愛することも出来ないし…愛は相応しくないって思ったから…愛じゃなく哀にしてもらった…)
江戸川コナン
江戸川コナン
んな事聞いてんじゃねー!!
なんで黒ずくめの女が博士の家に…
灰原哀
灰原哀
(…そりゃ怒るわよね…彼のからだを幼児化されたを作ったの私だもんな…)、
灰原哀
灰原哀
拾ってくれたのよ…
灰原哀
灰原哀
雨の中あなたの家の前で私が倒れていたのを…
灰原哀
灰原哀
その博士がね…
江戸川コナン
江戸川コナン
オレの家の前だと…?
灰原哀
灰原哀
あなた知ってた?組織はあなたの家に、2度ほど調査員を派遣してたのよ…あの薬を飲んだ人間の中であなたの死亡だけが確認されていなかったからね…
灰原哀
灰原哀
当然その調査に薬の考案者である私も同行したわ…
灰原哀
灰原哀
でも家の中はホコリだらけで誰も住んでいる形跡はなく…一度目はそれでお開きになった…
灰原哀
灰原哀
2度目の調査はその一ヶ月後…相変わらずホコリだらけでどこも変わった様子はなく…私もあなたが死亡したものだと思い始めたその時よ…
灰原哀
灰原哀
洋服ダンスの奥の奇妙な変化に気づいて…
灰原哀
灰原哀
鳥肌がたったのは…
灰原哀
灰原哀
なくなってたのよ一ヶ月前にはあったはずのあなたの子供の頃の服だけがごっそり…
江戸川コナン
江戸川コナン
………!?
灰原哀
灰原哀
動物実験の段階で一匹だけ死なずに幼児化したマウスがいたからこの仮説は容易にたてられたわ…
灰原哀
灰原哀
工藤新一はアポトキシン4869を投与され幼児化した可能性があるってね…
江戸川コナン
江戸川コナン
じゃあ…組織の奴らはロオレが小さくなったったことを…
灰原哀
灰原哀
感謝して…あなたのデータは『死亡確認』に書き換えてあげたから…
灰原哀
灰原哀
非常に興味深い素材だから生かしておいてあげたのよ…組織に報告したら私の手元に来る前に殺される可能性が高いからね…
灰原哀
灰原哀
まぁデータを書き換えたのが組織を裏切った私だと分かれば再び疑い始めるかもしれないけど…
江戸川コナン
江戸川コナン
裏切っただと?
灰原哀
灰原哀
そうよ…試作段階のあの薬を勝手に人間に投与した事も嫌気が差した理由の一つだけど…
灰原哀
灰原哀
最もあ大きな原因は私の姉…
江戸川コナン
江戸川コナン
姉…?
灰原哀
灰原哀
殺されたのよ…組織の仲間が手にかかってね…
灰原哀
灰原哀
何度問いただしても組織はその理由を教えてくれなかった…
そして…その正式な回答が得られるまで私は薬の研究を中断するという対抗手段をとった…
灰原哀
灰原哀
当然のように組織に歯向かった私は研究所のある個室に拘束され…私の処分を上に決定されるはめになった…
灰原哀
灰原哀
どーせ殺されるならとその時飲んだのが隠し持っていたアポトキシン4869…
灰原哀
灰原哀
幸運にも死のうと思って飲んだその薬は私の体を幼児化させ…手かせから私を解放し小さなダストシュートから脱出させてくれたのよ…
灰原哀
灰原哀
どこにも行く当てがなかった私の唯一の頼りは工藤新一…あなただけ…
灰原哀
灰原哀
私と同じ状況に陥ったあなたならきっと理解してくれると思ったから…
灰原哀
灰原哀
(…そう…彼ならもしかしたら助けてくれるなんて少し期待したいた…)
灰原哀
灰原哀
(…でも…)

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