第77話

遠回りした想い 👻🔪×🥷🔫
175
2026/05/04 14:01 更新



途中悲しいでもハッピーエンドだよ




『』▶︎👻🔪
「」▶︎🥷🔫




































あいつの笑顔は最後まで変わらなかった
















教室のざわつきはいつもよりうるさいのに、俺とカゲツの周りだけ妙に静かで










『そのペン、まだ使ってんのか』






なんとなく口に出した言葉にカゲツは一瞬俺に目を向けて








「ロウこそ」












って、短く返してきた











たったそれだけ

























本当は聞きたいことも、言いたいこともあるのに








どれもこれも今さらすぎて、口にするタイミングを失った












窓の外は俺らの門出を祝うかのように綺麗な晴天
















こういう日は全部終わるんだな、とかいつもの俺では湧かない感情が湧いてくる。
















『……帰ろーぜ』










ーー











並んで歩く帰り道もいつもと同じだけど、少しだけ遠回りしてることに気づいた












でも、それを指摘する理由もない









今が心地いいから






























『じゃあな』











いつもの場所でそう言った















カゲツも、「…うん」って返して

















それだけで、終わり












振り返ることもなく、背中向けて歩き出す



















——それでいい




























家に帰って鞄を適当に放り投げてベッドに倒れ込む



ぼんやり天井見てたらふと、何か引っかかる














やっぱただの『じゃあな』じゃなくて…他に伝えることはあったんじゃないかって




















『……は、』









思わず笑った






今さらすぎる








どうせ言えてたところで…





















——それでも










胸の奥に変な空白だけが残ってる















その空白は、埋まる気配もなくそのままずっと残り続ける気がした。






























































数年後…










この道を通るのは、久しぶり










別に理由があったわけじゃない








ただ、なんとなく近くに来たから寄っただけで














『…やっぱ…あの頃と変わってねぇな』













あの時と同じ景色











同じ曲がり角















同じ——










「ロウ?」












そう不意に、呼ばれた









聞き慣れたはずの声に体が固まる


















振り向くと、そこにいたのは












『……カゲツ』


















やっぱりあの頃とはあまり変わらない可愛らしい顔で俺を見てるあいつだった























「久しぶりやん」














『……ああ』













それだけで、会話が途切れた














数年も経ってるのに、結局俺のこういうとこ変わんねぇのかよって自分でも思う






















でも前と違うのは——
















今なら、言える気がした





あのとき飲み込んだ言葉も、見ないふりした感情も
























『…あのさ』































『卒業式の日さ』










言葉が少しだけ詰まる










それでも、今度は止めなかった












『あれだけで終わらせたの、ずっと引っかかってた』














風が吹く









あのときと同じみたいに、やけに穏やかで









カゲツは、少しだけ目を伏せて










「……僕も」





















完全に消えるわけじゃない










でももう言ってしまえば、何もなかったものじゃなくなる






















『俺さ…カゲツのことずっと好きだった』
























カゲツの目が少しだけ見開かれて、それからほんの少しだけ柔らいだ





















「……僕も好き」






































今度はちゃんと素直になって帰ってきた2人




































いつもと少し書き方を変えました。

てか、よくわからんものができてしまった…でも一応色々設定はあるんですよ。



最初に出てきたペンは幼いころ一緒にお揃いで買ったペンです。2人ともなんだかずっと捨てられずに持っていました。

2人は幼なじみです家は隣ではありませんが。

門出の日は途中の👻🔪の台詞でもありましたが、高校の卒業式の日です。


2人ともお互いの好意には気付いていましたが、最後の最後まで言うことはできませんでした。今の関係を崩したくなくて、心地よくて。ある意味依存してたのかもしれません。

それから、お互い自分の気持ちに蓋をしてこれは何も無いものだと、そう思うことにしたのです。でも2人は再会してしまい蓋をしていた自分の気持ちが溢れて、今までの気持ちを打ち明け、ふたつの想いはひとつになる。







やはり、運命の糸は切っても切れないのかと、





















まぁこんなもんですかね…





ここまで読んでくださりありがとうございます?

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たくさん私の小説を読んでくださりありがとうございます。

これからも少しずつですが更新させていただくのでよろしくお願いします!















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