あなたside
私は、
馬鹿だ。
大馬鹿者だ。
私には彼氏がいる。
子供のように無邪気に笑う
心の優しい人。
ちょっとチャラいけどね
最近、
私たちは少しのことで
喧嘩することが増えていた。
本当に些細なことだし、
冷静に考えると
実は私の方が悪かったりするんだよね。
どうして、
私はいつも
考えるより先に
口に出してしまうのだろう。
なんでまた、
私はいつものように
仲直り出来ると思ったのだろう。
甘えすぎていた。
いつもなら
「別れる」と言うと
辰哉は
「それは違うじゃん、俺が悪かったからさぁ別れるのは無しにして?」
と言ってくれる。
これで仲直り。
と来るはずだった。
いつもなら。
予想外の返しだった。
まさか、
そんなことを言われるなんて。
違うっ、
辰哉待って
私、別れたいなんて、、、
1ミリも思ったことなんてないっ
ヤダっ
待って、
違うの、
あれは本心じゃないっ!
ただ、
ただ、、、私は、
あれ、、、?
私、なんで
嘘までついて
「別れる」
なんて言っていたの?
こんなにも大好きな
彼を傷つけて、、、
私は一体何がしたかったの?
私の頬に涙が伝っていた。
私、
私は、、、
辰哉からの
愛を確かめたかったんだ。
引き止めてもらう度、
辰哉からの愛を感じれた。
辰哉も私のこと
ちゃんと好きでいてくれてる。
だから、
辰哉が引き止めてくれることが
当たり前だと
感じてしまっていた。
当たり前なわけないのに。
私は、
何度も同じ言葉で
辰哉を傷つけた。
自己満足の為だけに、
傷つかなくていい彼を
傷つけてしまった。
なんて馬鹿なのだろう。
こうなるまで気づかないなんて。
なんて私は愚かなのだろうか。
辰哉のこんな顔
初めて見た。
もう手遅れなほど、
私は彼の心を
傷つけた。
最低だ。
それなのに、
私は彼の愛をまだ求めようとしている。
本当にどこまでも
愚かだ。
私に背を向けていた辰哉は
正面から私を抱きしめ
頭を優しく撫でてくれた。
もうこんな馬鹿なこと、
絶対にしない。
辰哉には笑ってて欲しい。
大好きな人を傷つけたりなんて、
絶対に絶対にしない!
私は心に誓った。
END
おまけ
ふっかside
さっき、彼女と仲直りをした。
次はないとか言ったけど、
結局俺は
あなたから離れられないと思う。
あなたが他の男のところに行くとか
考えられねぇから。
あなたは俺だけを見てればいい。
俺って、
こんなに独占欲強かったっけ、、、
END
読んでくださりありがとうございます!良ければコメント💬などよろしくお願いします!!















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。