【剣持刀也side】
なんか、嫌なことがあった気がする。
そうだ。俺はあの人たちに殴られて。
起き上がると、全身が痛む。
なんで俺ばかりがこんな目に。
涙が止まらない。
いつから俺は、こんなに弱くなったんだろう。
なんでだろう。
俺は健屋さんが近づいた途端、身を引いてしまった。
本当は、こんなことがしたいんじゃない。
俺は、自分の気持ちと正反対のことしかしてない。
あぁ。
もう死にたいな。
彼女はそっと目を細める。
彼女は拳をぎゅっと固めた。
その言葉は、本当なのかな?
やっぱり、俺は最低だ。
こんなやつ、いない方がいいに決まってる。
誰か、助けてください
その一言が、言えなかった。















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。