第29話

二十二話「あんたらが嫌いだよ」
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2025/12/31 08:23 更新
___?
さっさと起きてくれない~?
山根玲奈
山根玲奈
ん...なにy...きゃ!?
山根玲奈
山根玲奈
なっ、なんで私の部屋入ってこれ...え!?
___?
...はぁ?君らが呼んだんじゃん。
___?
一日遅れたけど...ちゃんと来たし、許してよ。
山根玲奈
山根玲奈
...あっ、勇者?
___?
うん、らしい。あ、ワイは...
麻苅望
麻苅望
麻苅 望あさがり うらって言う、17歳でジュースが好きで過度な運動が嫌い...そのくらいでいいか?
山根玲奈
山根玲奈
あ、うん...自己紹介は十分だけど...
麻苅望
麻苅望
さっき、如月ちゃんに話し聞いた。ワイが参加せんとこの世界終わるんでしょ?
麻苅望
麻苅望
なら参加するし、代表者のとこ連れてってくれ言ったら君の名前を言ってたから来た。それだけだよ。
山根玲奈
山根玲奈
あぁ...なるほど...。
確かにこの子が近づいてきたとき、腕からビリビリと電流が流れてきた。
彼が勇者であることは間違いないのだろう。
彼が勇者になってくれるというのは喜ばしいことだし、何度か会話を交わしたのち長月さんの元まで連れて行った。
長月さんは笑顔で彼を受け止めながら、「未成年が多い」と苦言を呈していた。
確かに、私たちの20歳より上の年齢の人に出会っていない。
少し、気になるところだ。
麻苅望
麻苅望
あ、そうだ。さっき、旅館の女将さんが呼んでた。
長月梓紗
長月梓紗
えっ、何でそんな重大な情報先に言わないの!?
長月梓紗
長月梓紗
まぁいいや...行こ!
長月さんに半ば強制的につれて行かされ、若女将さんの元へと向かった。
彼女はすがすがしい笑顔で私の方を見て微笑んだ。
月詠砂糖
月詠砂糖
柊人がね、「代役をたてないとアイツらはダメな気がする...」って言って、代役を呼んでてね。
月詠砂糖
月詠砂糖
多分既に駐車場にいるから、準備が整ったら向かってね。それだけよ。
それだけ告げられた。
着替えは既に済ませていたし、みんなで駐車場に向かった。
...車の番号くらいは控えておくべきだった。
長月梓紗
長月梓紗
っすーーー...番号聞いてくるわ......
___?
あんたらね。
長月梓紗
長月梓紗
きゃ!?あ、リーナスさんじゃん!
___?
...その名前で呼ばないで、アレは仮名だから。
那須野杏樹
那須野杏樹
杏樹でいいから。
那須野杏樹
那須野杏樹
そこの坊やは始めましてね、国軍幹部の那須野杏樹ナスノアンジュよ。
那須野杏樹
那須野杏樹
「期待の七星」って言ったら伝わるのかしら?
麻苅望
麻苅望
あぁ...うん、すごい人なんだろうってのはわかった。
那須野杏樹
那須野杏樹
そんなにすごくないけど。まぁ、その認識でいいわ。
那須野杏樹
那須野杏樹
じゃあ、さっさと向かうよ。
長月梓紗
長月梓紗
ちょっ、急だしなんか冷たくない!?
那須野杏樹
那須野杏樹
先に言っておくけど、私は柊人様とツルギと桜優に頼まれたから手伝うだけであんたらに優しくする気はない。
長月梓紗
長月梓紗
なんd...
那須野杏樹
那須野杏樹
私の親は勇者に殺された。
那須野杏樹
那須野杏樹
私からしたら魔王軍も勇者も両方、ただの屑。
那須野杏樹
那須野杏樹
仲良くする義理はない。
何も言えなかった。
息をのむほどの迫力で、私たちに弁解の余地は残されていなかった。
如月水良
如月水良
り、りーなすさ...杏樹さん...
那須野杏樹
那須野杏樹
なに?
如月水良
如月水良
教会にいたとき、私に優しくしてくれましたけど...それは嘘だったんですか...?
那須野杏樹
那須野杏樹
...「アンジュ・リーナス」としては別に普通だったんじゃない?「那須野杏樹」としては大嫌いよ。
那須野杏樹
那須野杏樹
とはいえ、案内はする。
麻苅望
麻苅望
...杏樹さん...でいい?
那須野杏樹
那須野杏樹
別に呼び方は気にしない。
麻苅望
麻苅望
おっけぇ、じゃあどこ行く?
那須野杏樹
那須野杏樹
どこに行きたいかによるが、絶対に連れて行かなければならない場所がある。
那須野杏樹
那須野杏樹
そこに車を走らせるから、それ以降のことはそれ以降考えといて。
麻苅望
麻苅望
おっけ、じゃあみんな車の中で考えよ。
ウラはコミュニケーション能力が高かった。
びっくりしてしまうほど強く、杏樹さんのあの圧に怯まなかったのを誉めてあげたいレベルだ
長月梓紗
長月梓紗
どこつれてってくれる...んですか?
那須野杏樹
那須野杏樹
国王陛下のお住まいに。

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