第6話

第一章、(超緊急)生徒会にて②
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2026/03/23 00:32 更新
ぷりっつ
今から、緊急生徒会会議を始める。
ぷりっつが、普段の陽気さを少し抑えた声で口を開く。
けれど、かけているのは…おふざけの象徴、ドット絵風のサングラスだった。
るぅと
生徒会長、ふざけてる場合じゃないです。
隣に座っていたるぅとが、にこやかながらもビシャリとした口調で、それを取り上げる。
るぅと
真面目にしてください。
サングラスを取られたぷりっつは一瞬寂しそうにそれを見つめるが、すぐに顔を引き締め、会長としての表情を取り戻した。
ぷりっつ
手短にてるちゃんとはうちの報告を。
てるとがガタンと椅子を引いて立ち上がる。
てると
みんなの予想は正しいかも。
てると
ばぁうくんが僕にアプローチしてるとき、いつも天気が不安定だったんだ。僕だけの時はいつも晴れてたよ。だけど..
てると
今回みたいになるのは初めて。
いつも通りだったと思うから、こんな状態になった理由もわからない。
てると
僕も...内心、困惑してる。
てるとが話し終えると、はぁうが付け加えるように言った。
ばぁう
どこのどいつという目安はついてないけど、だいぶ絞れると思う。いつも俺達のところに来てくれるやつだから。
ばぁう
ざっと三十人はいるけど。
ちぐさ
三十人くらいなら、なんとか見つけられそうだね。
ちぐさが顎に手を当てながら口を挟む。
るぅと
報告ありがとうございます。このことは次回の会議でもう少し詳しく話し合いましょう。
るぅと
それより今はこの状況をどうにかするべきです。
るぅとが両手を合わせると、彼の言葉に全員が深く頷いた。
莉犬
俺、さっき体育館を見てきたんだけど、みんなだいぶ混乱してた。まずはみんなの気持ちを落ち着かせないと!
莉犬が手を上げながら伝えると、ドットサングラスをつけたぷりっつが勢いよく立ち上がった。
ぷりっつ
いっちょカマすか!
全員がぷりっつに続いて立ち上がる。
生徒会
おー!!!
るぅと
...あれ?いつの間に奪い返したんですか!?
るぅとの焦った声が響く中、ぷりっつはサングラス越しに誰にも気づかれない表情で、窓の外の雨雲を見上げていた。

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