ぷりっつが、普段の陽気さを少し抑えた声で口を開く。
けれど、かけているのは…おふざけの象徴、ドット絵風のサングラスだった。
隣に座っていたるぅとが、にこやかながらもビシャリとした口調で、それを取り上げる。
サングラスを取られたぷりっつは一瞬寂しそうにそれを見つめるが、すぐに顔を引き締め、会長としての表情を取り戻した。
てるとがガタンと椅子を引いて立ち上がる。
てるとが話し終えると、はぁうが付け加えるように言った。
ちぐさが顎に手を当てながら口を挟む。
るぅとが両手を合わせると、彼の言葉に全員が深く頷いた。
莉犬が手を上げながら伝えると、ドットサングラスをつけたぷりっつが勢いよく立ち上がった。
全員がぷりっつに続いて立ち上がる。
るぅとの焦った声が響く中、ぷりっつはサングラス越しに誰にも気づかれない表情で、窓の外の雨雲を見上げていた。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。